健康と食と医
340941 「外食より手料理が健康的」という常識の落とし穴
 
匿名希望 18/11/18 PM05 【印刷用へ
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肉や魚の缶詰の摂取も同様に、尿中のBPA濃度上昇とは関連づけられなかった。これはハートルにとって驚きだった。ツナ缶のように油分が多い場合、コーティング剤からBPAが溶け出すと予想していたからだ。

この結果について彼女は、データの収集法が少なくとも部分的に影響している可能性があると言う。調査に参加した人々は食べたものについての記録をつけていたが、肉と魚に関する記録が混ざってしまっているものがあったからだ。

缶詰食品を食べて尿にBPAが検出される傾向は、大人よりも子どもの方が強かった。ハートルの研究を監督したジョンズ・ホプキンス大学の研究員ロバート・ローレンスは、この所見について、特に低所得世帯の子どもにとっては厄介だと言う。

「アメリカの低所得世帯の子どもにとって、できる限り新鮮な食材から適切な栄養を摂取し、調理済み食品や加工食品への依存を減らすことは難しく、この問題に目を向けることが必要だ」

FDAが安全とみなす基準を超える量のBPA摂取を回避するためには、手始めとして缶詰食品を減らすのがいいが、それだけでは不十分だとハートルは言う。

「新鮮な食材または冷凍食品が手に入るなら、そちらを選ぶことを勧める。また消費者が各企業に対して、BPAに代わる原料を探すよう圧力をかけ、その代替原料の安全性証明を義務づける法の制定を求めていくことが必要だと考える」

“目の下のクマ”“頭痛”“疲労感”とくると、鉄分がしっかり摂れているかどうかが気になるところですが、1週間分の食事記録をみても、赤身のお肉の登場回数が2回、貝類が0回…となっていたことから、鉄分不足が疑えます。そのことをお伝えしたところ、

 「あ!食事記録に書いていないんですけど、毎朝、プルーンを5個も食べています!」

 とのお返事がありました。確かに、プルーンには鉄分が含まれています。ただ、植物性食品に含まれる鉄は、動物性食品に含まれる鉄に含まれる鉄よりも吸収率が低いうえ、手でさわるとべたつくくらい甘いプルーンを毎日そんなにたくさん食べていたら、糖分を摂りすぎていないかが気になります。

 同じ植物性食品の中でいうと、海苔やひじき、納豆や小松菜などにも多く含まれますから、やはり、できるだけ、ひとつのものに頼りきらないことも大切です。良いとされているもの、また、本当に良いものであっても、毎日同じものをいただくということは、リスクが分散できなくなることになり兼ねません。

実は栄養が偏りがち!
“自炊の落とし穴”を上手に補う方法

 自炊がリスクの誘因になる、なんてことはなかなか想像しない方が多いと思いますが、Aさんに限らず、自炊の落とし穴は、摂る食材が偏りがちになることでしょう。外食や中食でみかけるような「十種野菜のサラダ」なんてもの、家ではなかなか作りませんし、作れません。食材を食べ切ることを考えると、何品もストックしておくわけにはいかないので、特にお野菜は玉ねぎ、にんじん、などの保存性の高いものを除けば、二人家族や一人暮らしの方の場合、5品もストックしていればかなりよい方ではないでしょうか。

 対策として例えば、“買い物をするときには1/2は前回とは違う食材を選択する”というルールを作るだけでも、「健康的な生活をしているはずなのに、体調がいまいち」という方が知らず知らずに陥っている栄養の偏りを避けることにもつながっていきます。

 ただ、食材の買い物をするのは主にパートナーで、自分ではない、というパターンの場合。もしもここで、

 「毎回同じ食材を買わないで」

 「たまに外食した方がいろんな食材が摂れて健康的みたいだから、お弁当作らなくていいよ」

 などと言ったら、それはもうパートナーの怒りを買って大変なことになりますよね。本来、食生活は自己管理するものですから、自分の中で過不足を考えて「久しぶりに○○が食べたいな」とリクエストの形でお願いするようにしてみましょう。また、「暑いから大変でしょ。荷物持つよ」といって、時には買い物を手伝うのもおすすめです。選ぶ人が変われば、自然と手にするものも変わりますし、パートナーの笑顔も見ることができるかもしれません。ただ、一緒に行くのではなく、ひとりで行く場合には「頼んだものと違う!」と怒られるケースも多々あるようなのでご注意ください…。
 
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