事業・仕事
333487 ゼネコンは最高収益を上げて、活況の業界?!⇒本当は、斜陽産業である事を忘れている。
 
猪飼野 ( 60歳代 東京 営業 ) 18/02/15 PM10 【印刷用へ
ゼネコンは史上最高利益。建築業は、景気が良いと建築業界は浮かれています。
しかし、実態は、建築業は「斜陽産業」なのです。

日本の建築着工床面積はバブル期の1990年は、2.8億万uありましたが、2016年には、1.3億万uと成っています。
つまり、25年間で建築業界のパイは、半分以下に成ってしまっているのです。

明らかに仕事量の縮小が進む、斜陽産業なのです。

バブルの後、大手ゼネコンも合併や縮小(レイオフ)を行ったりで、建築関連の就業人数も急減しました。
建築市場の縮小時には、ダンピング合戦で低単価と成り、職人は単価が下がり、どんどん辞めていきました。
結果、バブル期の半分の建築需要に応える体制規模に縮小してきたのです。

しかし、ここ数年、少しだけ需要が伸びたので、縮小した人員体制では回らなくなり、ゼネコンは強気で受注単価を上げて利益率が急向上したのです。

しかし、大きな流れである、建築市場がパイの縮小、斜陽産業である事は変わりありません。

斜陽産業で将来夢が見いだせないので若者にも人気がありません。
現場の大変さ、汚さ、長時間労働を避けて、建築業の職人への若者の就業人数は、急減少中。
業界の将来が心配されています。

この間の短期的な仕事量の増加に対応する為に、現場では定年退職した高齢者を再雇用して働いてもらう現象が出てきました。
しかし彼らが働けるのは年齢的に短期間です。再び人材不足が急激に再発してきます。

建築業に若者が就業することを促す施策を建てないと、建築業は仕事量の縮小スピード以上に、現場の人材縮小スピードが上回り、人材不足で現場が成り立たなく成ってしまう状況が、近い将来発生しそうです。

高収益を上げているゼネコンは、今、何をすべきなのかを考えているのでしょうか?

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■技能労働者の高齢化進行 若年層は横ばい 地方建設専門紙の会リンクより

 国土交通省の推計で、建設業に従事する2017年の技能労働者数が前年比5万人増の331万人と3年ぶりに増加した。

年齢階層別では、55歳以上の高齢者層が2万3000人増加する一方、29歳以下の若年層が5000人減とわずかに減少。
若年層の入職者数や定着率は別の統計で上昇傾向にあるものの、高齢化がそれを上回る勢いで進んでいる。

 総務省の労働力調査の建設業就業者数をベースに国土交通省が技能労働者数を推計した。
技術者、営業部門、管理部門を含めた17年の建設業就業者数は6万人増の498万人と、3年ぶりに増えた。

 17年の技能労働者数は1990年以降で最低だった前年を5万人上回ったものの、ピーク時(97年、455万人)と比べると124万人の減となる。

年齢階層別では、65歳以上が47万9000人で、前年まで最多だった40〜44歳を抜き、全ての年齢階層で最も技能労働者数が多くなった。55歳以上の高齢者層は113万人と全技能者の34・1%を占めている。

 一方、29歳以下の若年層は36万6000人で前年から5000人の減少。建設就業者全体に占める全ての技能労働者に占める29歳以下の割合は4ポイント減の11%に低下した。

 製造業や全産業でも、就業者に占める高齢者層の増加は建設業と同様に進んでいる。60歳以上の高齢者層は10年後にその大半が引退することが見込まれるため、若年入職者の確保・育成に加え、高齢者層からの技術・技能の承継が喫緊の課題になっている。

提供:建通新聞社より
 
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