生物学を切開する
326004 草食動物は何からエネルギー(カロリー)とたんぱく質を得ている?
 
荘家為蔵 ( 60代 大分 営業 ) 17/04/25 AM00 【印刷用へ
重度の糖尿病であった私の父は医者から厳格なカロリーコントロールを言いつけられていました。
結果、毎度の食事のとき「計り」にご飯茶碗を載せ計量してから食べていました。何ともわびしい光景でした。
しかしこれまで当たり前のように教えられていた栄養学によるカロリー計算方法が実は非常に根拠のないものであることが分ってきました。
○「栄養学(カロリー計算)の非科学性」リンク

確かに牛や象などの巨体草食動物はどこで栄養(カロリー)や筋肉の源となるたんぱく質を得ているのでしょうか?

○『腸内細菌との共生』 - 【従来の栄養学からの決別】
リンク
から引用します。

>>ところで牛達は草を食べている。
草しか食べていないのに、600Kgもの巨体となる。
なぜなんだろう?
草の主成分はセルロースである。
ということは分子式では(C6H10O5)n となる。
しかし、牛の身体は基本的には筋肉でできている。
内臓や様々な器官も筋肉である。
筋肉はタンパク質で出来ているのでアミノ酸の化合物である。
アミノ酸の元となるアミノ基の化学式はH2Nとなる。
つまり、窒素Nが含まれているのである。
窒素を含むものを食べていないのに、窒素を含む筋肉で身体を作り上げている。
一体この窒素はどこからきたのだろうか?

牛が草を食べる。
そしてこれを消化するのだが、まず牛は草つまりセルロースを消化するための消化液を、分泌しないのだそうである。
消化液を分泌しないでどうやって消化するのか?
それは牛の胃の中に無数の細菌といった微生物がおり、それが草を分解するのだ。
牛には4つの胃があるのだが、その第1番目の胃にその微生物は住んでいる。
その微生物がセルロースを分解した結果できる低級脂肪酸を牛が身体に吸収する。
そしてこれが活動のエネルギーとなっていく。

(ウサギは馬と同様に、栄養たっぷりの共生細菌の菌体成分を糞として体外に捨てている点は同じですが、ウサギの場合には、その栄養の塊(かたまり)である糞をもう一度食べることで、効果的に栄養を得ています。
これを糞食(ふんしょく)と呼びますが、この方式のおかげで、ウサギは草しか食べない動物としては異例の小さい体で生きていけるのです。
http://金融危機.jp/uma-3526 から)

これだけでは窒素をどこから取り入れているかの答えにはなっていない。
実はこの細菌といった微生物の死骸を、牛は分解、吸収しているのだという。
そして、これが牛の身体を作っていく。
体内の細菌の中には空気中の窒素を体内に取り込み、固定するものがいると考えられている。
霞を食べる仙人は細菌だったのだ。
つまり、牛は口から摂取するエサだけで身体を作っているわけでないのである。
これはあらゆる草食動物といわれるものがそうなのだという。
体長5mもあるキリンや体重5トンもあるゾウも同じ仕組みとなる。
消化器官内に住んでいる微生物の死骸がそれらの身体の元となっているのだ。<<  引用終わり

☆腸内細菌についてはまだよくその働きが解明されていませんが、恐らく人間も牛と同様、腸内細菌の作用で多くのエネルギーを得ている可能性が高い。
 
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326107 同じ草食動物でも牛と馬のエネルギー摂取方の違い。牛は草だけ(カロリー0でも)で生きれるが、馬は草以外の穀物が必要なのは何故? 荘家為蔵 17/04/28 PM11

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