確かに好きでやっていることは時間が経つのが速くてとてもではありませんが8時間労働とか週休2日とかを守れません。大体において仕事にはお客さんがあり一段落するまで24時間考えている、だからこその観念停止3分間が有効なのであってとても心身が楽になり新しい発想に結び付きます。
それに子どもたちだって24時間遊んでいて寝ていても遊んでいるというか遊ぶために寝ているので寝ることは準備行動とも言えます。そしてむしろ遊びながら休んでいて、かけっこして休んで、ごっこ遊びして休んで、釣りをして休んで、野球をして休んでいます。ご飯を食べながら休んで、長距離ランナーなどは走りながら休んでいるのではないでしょうか。受験生の中で元旦マラソンを欠場させられて悔しがっていました。絶好のリラックスタイムだったわけです。
それに遊びにもいろいろあるものだと想うのは、受験機会が数か月早い子がいると想うのですが、文字通りお友達と残りの中学高校生活をエンジョイして遊ぶ子もいてそういう子が多いのですが、中には受験に縛られない読書やトーイックなどに向かったり、またハードな部活動に復活して夜中まで練習したりすることを選ぶ場合もあります。何か建設的なことをしている方が本当に合っている人も多くいて、興味深いことにも、4月からの高校や大学、3年間、4年間の過ごし方のシュミレーションを試行錯誤していろいろな人の話を聞いて計画を立てている子さえいます。
そう最近の子どもたちの共通点の一つは、将来に対する計画性を持っていることですね。70年代80年代だったらとりあえず進学して流れに乗るということでしたが、15年過ぎからは流れとは自分で飛び込んで行ったり作ったりするもののようです。そしてそのための能力がいるのです。ただ雑談したりしているのではなく、ある程度目的をもって会話している感じ。たとえそれが学校の英雄についての噂話だったとしてもそれ自体を楽しんで消費するというよりは、活躍の内容や支持基盤を評価している。
そう言えば、昨日のネットの記事で、漁師さんが1年間使ったジーンズが大人気で中古のジーンズが4万円以上で売れているというのがありましたが、もうここまでくると手に職というのは生きるすべとしてだけではなくて人気のまとなのですね。さらには生命力とか生活力のご利益があるくらいに想っているのかもしれません。
子どもたちの身近な教師についての評価ももう半端ない厳しさで、オールオアナッシングに近い。総スカン、一部の信奉者あり、全員から高評価、大体この三段階しかなくて、驚いたのは、
信頼だけではどうやら最高の評価には届かないらしくて、信頼というのは好感がないわけではないというレベルであり、何か問題があれば評価1か2にすぐに落ちてしまうようなのです。全員から高評価の場合は評価が長続きしており、詳しく聞いてみると教師の前に前職があって教師らしくない人物がほとんど。教員採用試験に受かららず仕事をしながら諦めなかったという人ですね。おそらく想像ですがその受かるまでのつなぎの仕事もまんざらではなかったようで、生徒たちにしょっちゅうそのつなぎの仕事から得られた体験談を聞かせているようなのです。
もうなにか、義務教育→高校→大学→教師という学校の学校のための学校による教員養成系は負けています。このパターンは好きでやってはいるのだけれども、いずれは学校から追い出されるほとんどの人数の子どものことを考えられないのです。そんな指導に適合する子は何パーセントもいないでしょう。またおそらくこれも想像ですが部活の指導が嫌だとか休ませてくれとか言われる気持ちは理解できますが生徒と部活をやるのって仕事ではないですよね?とも想います。若い子をたくさん無条件に集められるそんな夢のような職場に不満があるとなると、一度やめて生徒募集から始めたほうが良いと想います。大学で怠ける権利、仕事が嫌いになる自由でも学んでしまったのかもしれません。 |
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