日米戦争の終結と原爆投下の関係が明らかに!
パンドラの憂鬱より以下引用です
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今回は、オリバー・ストーン氏とピーター・カズニック氏が、
共同でロサンゼルス・タイムズ紙に寄稿した、
「広島への原爆投下は世界を変えたが、戦争を終結させてはいない」
というタイトルの記事からです。
早速ですが、以下が記事の要点になります。
・ほとんどのアメリカ人は、原爆投下が戦争を終わらせたため、
原爆を使用したことは正当であったと教えられてきた。
この誤った主張は、今でも高校の歴史教科書に記載されている。
・トルーマン大統領は、広島への原爆投下に狂喜し、
「アメリカの歴史上最も偉大な瞬間だ」と口にした。
しかし、米軍の指導者たちは、彼の熱狂を共有しなかった。
・ドワイト・アイゼンハワー元大統領、ダグラス・マッカーサー元帥など、
当時の8人の元帥のうち7人が、原爆投下は軍事的に不要であったし、
人道的に非難されるべきものであったと主張している。
・合衆国陸海軍最高司令官(大統領)付参謀長だったリーヒ氏は回顧録に、
「日本は既に敗北を悟り、降伏する準備ができていた。
この野蛮な爆弾を投下した事は無意味であった」と記している。
マッカーサー氏はフーバー元大統領に対して、
「皇室の維持を認めれば、日本は進んで降伏する事になる」と進言していた。
・太平洋戦を終わらせたのは広島と長崎への原爆投下ではない。
日本を降伏へと動かしたのは、1945年8月8日深夜に始まった、
ソ連軍の満州やその他の日本の植民地への侵攻である。
・残虐で非人道的であった両都市への原爆の投下は、
即時降伏に関して、日本の首脳部の決断に大きな影響を与えなかった。
既にアメリカは日本の100以上の都市を破壊していたのだ。
・河辺虎四郎中将は後に米国の尋問に対してこう語った。
「広島や長崎の惨状が知れ渡るようになるのには時間を要した。
しかし、ソ連の参戦は、即座に大きな衝撃を与えた」
・鈴木貫太郎元首相は、日本が即時降伏せざるを得なかった理由として、
「ソ連が満州、朝鮮、樺太だけでなく、北海道にも来るだろう。
そうなれば日本の根本を壊すことになってしまう。
アメリカと交渉出来るうちに話をまとめなければならない」と語った。
日本の上層部はまた、皇室の存続という日本の最優先事項に関して、
ソ連が厳しい対応をしてくることを知っており、それを恐れていた。
・ソ連の侵攻により日本の敗戦が決定的になることを、
連合国側の諜報機関は上層部に報告していた。
トルーマンもそのことを理解していたが、なお原爆の投下を決断した。
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