共同体社会の実現
31971 協働性と階層性
 
山澤貴志 ( 36 鹿児島 ITコンサル ) 02/05/26 PM10 【印刷用へ
>『認識』は、それが当り前のものと成れば成るほど、絶対的な共認圧力と成って末端まで貫通した統合機能を獲得する(が)活力源としての機能が弱くなってゆく。逆に、新しい認識は(最先端の外圧に対応する)最強の活力源となるが、末端にまで共認されない限り、万人の統合機能たり得ない。

認識のもつこの普遍的であればあるほど水や空気のようになっていくという構造は認識による社会統合=ヒエラルキー形成のネックになるのではないかと考えていた。例えば、著作権という発想は、先端の認識探求者をヒエラルキーの上位者とし、人々に俺も新しい認識をつくってやるぞという活力をもたらす媒介なのではないか?(いわばビルゲイツモデル)しかし逆に著作権をうるさくすればするほど、ネットワーク化や、社会的なムーブメントの障壁にさえなってしまい、ライセンスなど無視してオープン化した方が全体の活力になるという矛盾がある。(リナックスモデル)

つまり認識闘争の時代の評価指標はリナックスのように末端を組織しうる「協働の場」で作動するものであり、同時に(私権派のビルゲイツとは異なる活力構造ではあるが)未明課題を切り開いていく階層性=ヒエラルキーを廻る活力構造を形成するものでなければならない。

しかし認識と私権時代の評価指標であるお金をダイレクトに結びつけても、それでは協同性と階層性という2つを併せ持ったシステムを作れない。その限界性は著作権システムの限界性が既に示している事実だ。それは「お金」は万人の評価指標ではあるものの、私的な交換の場での評価指標に過ぎなかったからだろう。私的な評価指標に過ぎないお金を公的なもの=みんなのものにしていく仕掛けが必要なのだろう。
 
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