四方さん
>この最先端機能たる『統合サイト』に働く、人々の評価共認が作り出す最先端価値=評価指標は、もはや「お金」ではない。「交換」という場からやがて「お金」が登場した様に、認識形成の「協働」という場からは「資格」という評価指標が登場することになる。
そもそも、交換と協働という場の違いが決定的なため、お金と資格では、かかってくる圧力や期待の次元が違います。たとえば、獲得賞金を指標とした場合は、その蓄積量(つまり過去形)としての意味が強調されてしまうように思います。
一方、資格のひとつに武道の段位があります。空手の師範が審査の折、
「受かったからといって慢心してはいけない。昇進しても、それはその 実力に達したからというよりも、この人ならば、日々努力してそれにふ さわしい実力となるだろうという意味である。」
とおっしゃっていたことが印象的です。 つまり、武道における評価指標としての”帯”は期待だったのです。これは、常に、その人の全生活、意識にのしかかるほどのその帯にふさわしい成果としての期待、圧力がかかってくるものです(現在・未来形)。そして、いろんな武道団体がある中、この道場は同じ段位でも、中身がぜんぜん違うという評価が形成されていくようです。
応望志向の活力が内部で作用しつつ、同時に、その場の外側でも、その活力度に応じた評価が形成されていく。この拡がりこそ、その資格が評価指標としての普遍性を問われるものだと思いました。 |
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