もはや学校は終っている
31759 相乗的に同類圧力を高める実践報告
 
仙元清嗣 ( 53 京都 建築家 ) 02/05/24 AM01 【印刷用へ

先日,出勤前の慌ただしいときに,「総合学習」?という特番に一時関心を惹かれました。週休2日制導入に伴って,休日土曜日に授業を地域の住民に協力をしてもらおうという内容であったと推測しています。

とある農家に嫁いできたフリッピン女性が村の小学生達に英語を教えるという紹介と,若い農家の男性が田植えの実習を通じて農業を教えるという内容のものでした。他にも紹介されていたようですが時間の都合でこの二例しか見れませんでした。二人の臨時素人教師達は気恥ずかしそうにしながらも緊張感をもって子供たちに接し,人柄が素直に伝わり,心意気を感じさせる授業内容でありました。また教わる子供たちも新鮮な刺激を受けて,大変興味を高めている様子です。

「仲間を大事に・・・」「お米を大切に・・・」「みんなの力を合わせて・・・」と普段から大事に考え,人に伝えたいという想い(潜在思念)を子供たちに全面に訴えようとする。受け手の子供たちも切り売りの知識を押し付けられるのではなく,おじさん,おばさんの認識を新鮮に受け止めたからこそ,目が輝き始めたのではないかと思います。既成の教科書に沿った知識詰め込み型教育とは明らかに異なる新しい教育の可能性を示唆するものでありました。

テレビの場面だけですと,私の抱いた感想も時とともに次第に薄らいだことでしょう。そんな折に, るいネット<幼・少・青・壮・老>会議室で31550「小学校に見る外向収束」多田奨さんの体験投稿を読ましてもらいました。るいネットに参加されている方が非常勤講師としてすでに実践されているなんて・・・・驚きました! また同時に誇りに感じました。

日頃,るいネットで認識を通じて皆で答えを紡ぎ出す大変過酷な過程を共有しながら,実践の現場報告を瞬時に聞くことができるなんて,本や新聞ではとうてい期待できないネットならではの特徴といえるのではないでしょうか。

週休2日制導入に関しては賛同しかねる所でありますが,社会の枠組みが替わろうとする過渡期では,支配階級の悪あがきの制度改悪を逆手にとって,新しい流れを作り出す契機となる局面は,今後は社会のあらゆる領域において発生してくることでしょう。そして,その流れを顕在化していくのはネットにおける認識闘争を基盤とする同類圧力の高まりにかかっています。多田さんのような実践報告は同類圧力を相乗的に高めるように思います。


 
List
  この記事は 31570 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_31759
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp