思考革命:問題意識発から可能性発へ
316209 仲間をまとめる力と言葉の欠乏
 
岡田淳三郎 ( 70代 大阪 経営 ) 16/06/10 PM09 【印刷用へ
社会に出て、どんな職業についても必ず求められる力、それは仲間をまとめる力。つまりは、共認形成力。その力さえあれば、どこにいても間違いなく上昇してゆける。

その力は、例えばクラブをまとめることでも培われるが、追求グループの仲間をまとめるのが、最も近道である。
たとえば、場がもう一つ活性化していない時、どんな声をかければ上手くいくのか?あるいはおしゃべりに流れがちな時、どんな声をかければ皆が追求に向うのか?常に、どんな声をかければ良いのかという、言葉の欠乏が生じ、言葉を探すことになるが、そのような言葉の欠乏と言葉の追求こそが、本物の言語能力と共認形成力を根付かせてくれる。

そこで、赤ん坊の頃を思い出して欲しい。赤ん坊は、言葉の欠乏の塊で、常に「これ何?」「何で?」と聞きまくって、貪欲に言葉を吸収してゆく。ここで注目して欲しいのは、この言葉の欠乏と探索は100%赤ん坊の内側から生まれたものであって、誰も外側から「言葉を覚えなさい」と強制していないという点である。
ところが、学校に入ると、言葉の学習環境は一変する。そこでは、いきなり教科書が与えられ、「これを理解しなさい」という強制圧力が加えられる。しかし、教科書に書かれている中身は、自分の内側からの言葉の欠乏とは全く繋がっていない。本来の肉体的な言葉の欠乏とは何の関係もない文章を読めと言われても、それは苦行でしかない。たとえ、苦行に耐えて文章を理解したとしても、肉体的な欠乏とは繋がっていないので、しょせん、知識を記憶し蓄積しただけに留まる。これでは、いくら勉強しても、言語能力は上昇しない。

言語能力を上昇させるエンジンは、肉体的な言葉の欠乏しかない。従って、教科書に書かれた文章に対して内なる言葉の欠乏を生起させる必要がある。それは、赤ん坊と同じ「これ何?」「何で、そうなるの?」という疑問であり、あるいは「現実に役に立ちそうな言葉はないか?」という視点である。

だから、書かれた物を決して絶対視してはならない。否定視は禁物だが、常に、「何?」「何で?」という疑問発の追求、あるいは現実に役に立ちそうな部分はないかという現実発の視点での探索が不可欠で、そのようにして生起した言葉の欠乏をもって「書かれた物」を吸収してゆけば、間違いなく言語能力は上昇してゆく。
 
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