社員の活力を引き上げるには?
315410 真似をされる人間になれ
 
匿名希望 16/05/19 PM08 【印刷用へ
人の活力を上げるために、とことん人を批判する人が往々にして存在する。
果たして、それは最善の方法だろうか?

一般的に、人は批判されるのが嫌な生き物である。批判されて嬉しい人はほとんどと言っていいほどいない。それなのに、相手が嫌がることをして活力が上がると思っているのか?

このようなことをしてしまうのは、会社で言う上司など上位の立場にいる人に多い。確固たる持論をもっているから、それに反する、もしくはそぐわない人物に対しては厳しい態度で出る。

人の行動、もしくは考え方を批判すると言うのは、否定発ではないかと私は考える。そもそも人が人を批判するというのは、極めて傲慢な行為であると言えないだろうか?この世の中、完璧な人というのは全くいるはずもなく、人はみな欠点を持ち合わせている。それなのに、自分ができていないことは棚に上げて、人の欠点を批判するのはどうかしている。

話を戻すが、否定発で批判されてしまった人というのは、おそらく批判された内容にしか考えが及ばなくなってしまう。批判されないためにはどうすればいいのだろう…と、マイナスを0にしようと考えるのみになってしまう。そこに活力なんて湧くわけが無い。湧いたとしても、空元気に終わり長続きしない。そこには、活力ではなく、恐怖からの脱却…つまり逃避意識が芽生えてしまう。
そして、続けて批判されていくと、人は自己防衛本能を働かせ、ついには人の話を聞き流すようになってしまう。そうなってしまうと、活力どころの話ではなくなってしまう。
それだけは阻止しなければならない。

では、そうすれば良いのだろうか?どうすれば活力を再起させることができるのか?

ここでは、2つの考えを述べさせて頂きたい。
一つ目は、その人の長所を伸ばして上げるということ。
人は長所もあれば短所もある。そして、それは表裏一体なのであると思う。短所を直せばいいと思っている人は多いだろうが、短所を直せば、長所まで失われてしまう可能性がある。人の言動と言うのは、その人の考え方が基になっているため、それを根本から変えようとしてしまうとおかしなことになるのは当然のことである。
しかし、この考え方でいくと、長所を伸ばせば短所が消える可能性もあるということになる。良いところに目をむけられると人は嬉しくなり、活力も上がるのではないだろうか?もっと頑張ろう!と。その先には無限の可能性が広がっている。マイナスを0にしようとするのではなく、プラスを無限大にしようと努力する過程で活力は再起するのではないかと思う。

二つ目は、人には言葉ではなく、行動(可能性)で示してあげるということ。
やはり、言葉で人に説くには、相当の言語能力(言葉遣いや相手を批判しないようにする気遣いなど)と信頼関係が必要になってくる。ただ、それだけのものを持っていたとしても、行動で示すことには及ばないと思う。
ここで言う行動で示すというのは、簡単に言えば「真似をされる人間になれ」ということである。人は、他人の行動を見て、そこに可能性を感じれば自分も真似しようと思うのではないだろうか?
言葉で諭されても、その諭す人自身ができていなければ、何の可能性も感じないし、それを実践しようとは思えない。逆に、何も言われなくても、その人の行動を見て、その人が魅力的に感じられるならば、自ら変わろうと思えるはずである。この自ら変わろうという気持ちが大事なのであり、これは恐怖からの逃避とは、全く違う効果が得られることになる。

話をまとめると、上に立つ人は、部下の長所を無限大に伸ばしてあげることと、魅力ある人物になれるように日々努力し、真似されるような行動(可能性)を示してあげてほしい。そうすることが最高の指導ではないかと思う。その結果、上司も部下も皆が活力に満ち溢れ、全体的なレベルアップに繋がるのではないかと思う。
 
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