>ロシアだけでなく中国もISIS掃討戦に参加するとなると、これは上海機構のテロ戦争である(もともと上海機構は911後、中国と中央アジアのテロ対策 組織として作られた)。中露はBRICSの主導役でもあるので、BRICS(中露印伯南ア)も、このテロ戦争を支持しそうだ。中国が主導する発展途上国の 集団「G77」(134カ国)も賛成だろう。G7以外の多くの国が、プーチン提案を支持することになる。
>ロシア軍のシリア進駐に対しては、欧州諸国も支持し始めている。ドイツのメルケル首相やショイブレ財務相が賛意を表明したし、オーストリアの外相はイランを訪問し、シリアの内戦終結のための交渉にアサド政権も入れてやるべきだと表明した。これらの発言の背景に、シリアに対するこれまでの米国主導の戦略が、 200万人のシリア人が難民となり、その一部が欧州に押し寄せるという失敗の状況を生んでおり、好戦的で非現実的な米国でなく、中東の安定を模索する現実 的なロシアと組んで、シリア危機の解決に取り組む方が良いという現実がある。欧州は、ISIS掃討に関するプーチンの提案に賛成だろう。
>これらのロシアの動きの脇には、経済面中心の伴侶として中国がいる。シリアをめぐるプーチンの国連での提案は、世界が米国覇権体制から多極型覇権体制へと転換していく大きな一つのきっかけとして重要だ。
>露中やBRICSにEUが加わり、イスラエルまでがロシアにすり寄って、中東の問題を解決していこうとしている。米国は傍観している。
<リンク>より引用
もはや米国覇権の衰退は明らかです。中露を中心とする上海協力機構のみならず、欧州諸国もロシアの味方です。さらには、米国が裏で支えてきたイスラエルまでがロシア寄りになっていることは決定的であると思われます。もう米国の援軍となる勢力はほとんどいません。
言うまでもなく、ISISは米国戦争屋の傀儡であり、日本人人質事件やパリ、シリア等で行われているテロも全て裏で米国戦争屋が企んだ茶番です。
ロシアは米国戦争屋が企んだ茶番に真っ向から戦っているのであり、多くの国々がロシアの味方についているのは、もう米国戦争屋の企みは許されないという世界共認ができつつあることを意味していると思われます。日本のマスコミは全く焦点を当てませんが、世界情勢は、米国支配からロシア主導へ転換しているとの認識が重要です。 |
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