企業を共同体化するには?
305722 遊具のかわりに大きな壁が設えられた公園 〜子供たちに人気の理由
 
竹村誠一 ( 40代♂ 長野 営業 ) 15/07/08 PM00 【印刷用へ
大阪で地域活動に積極的に取り組む不動産屋の社長さんから聞いた話。

彼とその仲間は、町の活性化の一つとして“利用度の低い公園を何とかできないか?”という想いから、地域内にある公園を一つ一つ巡って調査・観察を行なった。

かつては子供たちに人気のあった回転する遊具などは「危険」を理由に姿を消し、その代わりに無難だが面白みに欠ける、実際に子供たちもほとんど寄り付いていない遊具だけがポツンと置かれている公園が大半だった。

そんな中で、ひときわ子供たちの活気で溢れる公園を発見した。
その公園には、いわゆる遊具はなく、大きな壁が設えてあるだけ。

でも、その壁の周りでは、テニスの壁打ちをする子供たちや、野球の壁投げをする子供たち、駆け回る子供たちなどが、壁をうまく利用して楽しんでいた。

そして、彼らの間では、壁の使い方を巡って、順番を決めたり、譲り合ったりといった規範づくりが自然に行なわれていた。まさに、“社会勉強の場”といった印象だった。とのこと。

この事例から分かるように、出来合いの遊び道具やゲームにはない本来の遊び(≒生きること)の面白さを、きちんとした「場と材料」さえ与えてあげれば、子供たちは自分たちで創意工夫して経験することができる。

それは今の子供も、そして都会の子供も多かれ少なかれ一緒なのだ、と可能性を感じると同時に、その機会を奪っている都市の現状を改めて“まずい”と感じた。
 
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