生物の起源と歴史
305633 可能性収束とスピードという視点から見た生物史
 
土山惣一郎 15/07/06 PM00 【印刷用へ
●雌雄分化は突然変異よりも進化スピードが速い
・約6億年前のエディアカラ生物群→バージェス生物群のカンブリア爆発の原因は、明らかに雌雄分化にある。少なくとも、バージェス生物群は雌雄に分化していた。この雌雄分化とは、決して大きなリスクを背負わずに、数世代で新しい機能や構造を身に付けるために存在しているシステムである。
・カンブリア爆発でもたった数千年間で現存する動物群のすべての門が出揃ったが、その基盤を成しているのは、【殖産分化】→【精卵分化】→【躯体分化】の完成にある。
・特にバージェス生物群の多様性は、【殖産分化】の不十分な部分を【精卵分化】が補い、そのレベルでもまだ不十分な点を【躯体分化】によって完成させたというのが、進化論上の性の本質であろう。
・雌雄分化の最終形は【躯体分化】によって成されるが、事実としては雌雄の役割が最も基底的であったとしても、進化の意義からすれば、雌雄の役割分化(≒生殖器の分化)が生物の可能性収束の幹になっているとも考えられる。

●観念進化は雌雄分化よりも遥かにスピードが速い
・本能では解決できない新機能を獲得したという意味でサル・人類は最先端ではあるが、共認機能観念機能が生物史の進化史から見て、【躯体分化】までの本能進化を超え出ていくのは「実現論」でも明らかになっている。
・共認や観念を支える規定本能には、「集団本能」「親和本能」「序列本能」「庇護・依存本能」「交信本能」などがあるが、それが雌雄別々に記述されている。しかも、『同一視収束』や『親和共認収束』などは、サルや人類が直面した過酷な外圧状況に比例した追究の賜物である。
・【突然変異】<【雌雄分化】は、2〜3桁ずつ進化スピードを増していくことが可能になっているが、特に人類の【観念進化】は、数字では表せないほどのスピード差を生み出している。この視点で見ると、生物の進化とは、40億年の歳月をかけて進化スピードを上昇させていくことだったと思われてくる。

●今後の観念進化の展望
・進化の視点で抽出できる1点目は、最先端の人類の追究(≒予測)でほぼ絞り込めても、それが完全かどうかはやってみないとわからないという点がある。特に、自然外圧ではまだ地震などを中心に基礎そのものが体を成していないものも多い。
・2点目は、感情や志という主体観念がまだ完成していないという点だ。
・3点目は、どの観念群も100%の完成はあり得ないので、その見直しや組み換えは半永久的に続くであろうという点だ。

☆1.当面は2点目と3点目がメインの不整合ポイントだが、これは、これまでと同じ位相で追究すれば何とかなるはずだ。

☆2.1点目に挙げたアセッションや予知能力を身に付けることができるかが、これからの人類の進化において重要になる可能性はある。

☆3.西欧科学の枠組みでは予知能力へのヒントは期待できない。自然の摂理に則った東洋科学や本源的科学において、どんな事例が過去にあったのかの調査が、まずは最初の課題にになるのではないだろうか。
 
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