>人類は(わずか数十年〜数百年という短い期間では)集団を超えた同類闘争を止揚・統合する機能or場を作り出すことが出来ずに、あっという間に性闘争→掠奪闘争に席巻(せっけん)されてしまったのだと。
>今、人類がぶつかっているのは、掠奪闘争や私権闘争を超えた新たな社会統合の仕組みをどう作り出すのかという未明課題である。同時に、人類は改めて、6千年前には出来なかった、掠奪闘争や私権闘争をどう止揚・統合するのかという課題を、突きつけられているのだと云えよう。
人類は私権時代を経てようやく動物的な生存圧力を克服し、その統合軸(私権)が過去のものとなっていく中で私権に立脚する国家・市場では統合できなくなってきたという構造がよくわかりました。そして、私権社会から共認社会への過渡期に、答えを求める人々にとって、今や活力源となるのは期待・応望の同類圧力であるというのは、まさに「共認動物が到達するべくして到達した必然的世界」として今後加速していくように思います。
そしてその「共認闘争がいかにして略奪闘争や私権闘争を止揚し社会を再統合していくのか」といった未明課題を前に、身震いすると同時に、圧力を感じ取れたらそれこそが活力の高まりとなって新たな可能性への大きなうねりを形成していくことになると思います。
決して人ごとではないことながら、現実を直視し構造化することが楽しみになってきました。
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