企業を共同体化するには?
303314 みなが潜在的に「自分たちの生きる場は、自分たちで作りたい」と感じている現代において、仕事とは、そこに火を付け、自考に促すことにある
 
末廣大地 ( 35 建築士 ) 15/04/23 PM03 【印刷用へ
最近、ものづくりベンチャー発のメーカーの工場の改修設計を行う機会があった。
そこは小さな研究室がいくつもあり、それぞれ独自のものづくりを行っているような工場で、部署ごとに出てくる与件も違えば、必要なスペースやユーティリティーもバラバラという具合で、最初は一体何を作っているのかもさっぱりわからないという状態だった。

しかし、彼らの仕事場を毎週訪れ、仕事風景を見させてもらったり、不具合を色々聞くことで少しずつその仕事内容を共有していった。

設計ボリュームのわりに、与えられた設計期間は短かった。しかしそのなかで、品質を確保した設計を行わなければ仕事にならない。

そこで特に意識したのが、「設計内容の見える化」である。調査内容から抽出した不具合ポイントと、それを解決する設計内容をわかり易いポンチ絵にして、説明資料とした。

説明資料にたいして「もっとここはこうしたほうが」とか「ここはこっちのほうがいいのでは」と顧客自身が、自分たちの建物をどうして行くかという視点で考え始めた。こうなればしめたもので、こちらもその意見に乗りながら、技術的な視点を加えてその議論に参加するとう具合だ。事前の調査で、彼らの仕事場もリアルにイメージできたのも、同じ地平で議論するには重要だった。

そうやって設計は驚くほど早く固まり、顧客も設計者もその内容を十分共有した形で、次の実施設計のフェーズに入ることが出来た。

>この40年の間に、人々は、もっとも深い潜在思念の地平で、私権収束から共認収束への大転換を成し遂げたのである。
それは、社会の根底的な統合原理が、私権原理から共認原理へと転換したことを意味する。(256100

共認原理に転換した現代において、みなが潜在的に「自分たちの生きる場は、自分たちで作りたい」と感じている。
仕事とは、そこに火を付け、自考に促すことにあるのではないだろうか。
 
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自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

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