学者とマスコミはグルで頭脳支配
299279 栄養学の嘘:身体の中の食物は「燃えない」〜呼吸と燃焼は別現象
 
斎藤幸雄 HP ( 51 愛知 建築設計 ) 14/12/17 AM00 【印刷用へ
> ◇体温は最高でも、せいぜい40℃であり、この温度では、脂肪も炭水化物も「燃焼」しない。つまり、人体内部で食物が「燃えて」いるわけがない。
> ◇そもそも、細胞内の代謝と大気中の燃焼はまったく別の現象である。
290351 栄養学の嘘:食物のカロリー表示は全く意味のない数字)

呼吸とは、空気中の酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す運動です。これを化学的に見ると、食べた食物のうち主として糖やデンプンのような、いわゆる炭水化物を酸素と反応させてエネルギーを取り出す反応で、これを“代謝”と呼びます。この代謝によって炭水化物は次のように二酸化炭素と水にまで分解されます。

       (呼 吸)
炭水化物+酸素  →  二酸化炭素+水+エネルギー
     ↑       ↓
     吸収      呼出

炭水化物に火をつけて燃やしてみると、やはりこれと同じ反応が起こって大量のエネルギーが熱となって出てきます。

例えば、火力発電は化石燃料(石油や石炭、天然ガスなど)を燃やし、そのとき発生する熱エネルギーを利用して蒸気をつくり、その蒸気の力でタービンを回し、タービンにつながった発電機を動かして発電しています。

このように見てくると、私たちの“呼吸”は、火力発電の“燃焼”と同じ化学反応によってエネルギーを得ているように見えます。しかし、次のように、呼吸と燃焼とは大きく違っているところがあります。

◆呼吸では、燃焼のようにエネルギーが“熱”となって出てこない。

◆火力発電ではたえず燃料を燃やしていないとタービンが動かすことは出来ないが、人間はたえず食事をとらななくても行動することが出来る。

この違いは、“呼吸”のしくみを詳しく見てみると明らかになります。

 呼吸では、燃焼のように炭水化物をいっきに二酸化炭素と水にまで分解して多量のエネルギーを出すのではなく、少しずつ小きざみに分解しはがら、その際発生するエネルギーをATP(生体内でエネルギーの「通貨」としての役割を果たす物質、リンク参照)として保存しています。そして、必要に応じてこのATPを利用します。

代謝には、酸素を使わない(嫌気的)「解糖系」と、酸素を使う(好気的)「クエン酸回路」「電子伝達系・酸化的リン酸化」による系があります。(リンクの図(リンク)を参照)

炭水化物は30段階ほどの化学反応を経てはじめて二酸化炭素と水にまで達します。これが、私たちの体温がつねに37℃に保たれ、しかも食事をしないときでも動けることの秘密です。

 このように、呼吸と燃焼とは見かけ上は似ていますが、詳細な仕組みはまったく違うものなのです。

ところが、従来の栄養学では、蒸気機関車のように単純な内燃機関と人間の代謝を同一視し、生体内で起こるさまざまな生化学的変化・生理学的反応を全く考えてません。また、食卓に並んだ食品のカロリーを計算するばかりで、摂取した食べ物がどのように吸収され、どのように代謝されるかを全く無視しています。

まさに、栄養学の「カロリー計算」とは、机上の空論に過ぎないのです。

参考:
 中村運著『入門・生命科学』『生命科学』
 無意味なカロリー計算 リンク
 他
 
List
  この記事は 290351 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_299279
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
301585 熱は最も『質』の低いエネルギーである 匿名希望 15/02/27 PM00
299492 アルツハイマー患者9割の症状が改善!適度な運動、十分な睡眠、健全な胃腸で予防できる可能性 中田燿平 14/12/23 PM10

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp