日本を守るのに、右も左もない
296070 中国は、西方路線をとり、ロシア、ドイツ、インドと連合を組む
 
村田貞雄 ( 67 静岡 企画 ) 14/10/01 PM11 【印刷用へ
森田実氏が、中国についての見方を提示している。

森田実の言わねばならぬ 2014.9.28(その5)
リンク

以下引用・・・・

私の評論活動のための資料になっている私が得た中国に関する情報をお知らせします/最近の中国の動きを少しお知らせします/安倍首相の反中国姿勢が変わらない限り、日本と中国との関係は遠のくばかりでしょう

Kさん。ご丁寧なお手紙拝見しました。貴兄の期待に応えられるかどうかわかりませんが、日誌を書くつもりで書いてみます。今日は中国の動きについて書きます。

結論から言いますと、いまの安倍内閣の対中国姿勢が変わらない限りは、日本と中国との関係は疎遠になるばかりです。政治面だけではなく、経済も、観光も、文化交流も、すべて疎遠になるでしょう。中国は、日本との関係改善は中長期的には不可能だと判断し、中国の未来を西の方向に求めることにしたのです。

中国は、東側にある日本との友好・協力関係を断念し、協力の地域を西側に創り出すことにしたとのことです。これは中国共産党中枢部で決定したことのようです。中国の東側、すなわち太平洋側には日米軍事同盟があり、これが中国にとって大きな壁になっています。日本と交際しても、安倍政権のような反中国政権のもとでは、いつ断ち切られるかわかりません。中国は安倍首相下の日本との友好・協力関係の強化を断念せざるをえないのです。日本とは長期的な緊張関係を覚悟したようです。

中国は西側に進路をとりました。ユーラシア大陸の向こうにはドイツがあります。中国は、近くの日本ではなく、ドイツを経済・産業のパートナーにすることにしたのです。ドイツも中国を経済・産業のパートナーにすることにしました。中国とドイツはユーラシア大陸を横断する鉄道を建設することを検討し始めたようです。ユーラシア大陸の北にはロシア、南にはインドがあります。中国、ロシア、インド、ドイツを4本の柱とするユーラシア協力体制づくりの方向へ進み始めています。中国、ロシア、インド、ドイツの協調体制ができれば、アメリカを凌ぐ大きな力をもちます。日米同盟をはるかに上回る力をもちます。

中国は、野田前民主党政権によって惹き起こされた尖閣紛争、それ以後の安倍晋三政権による中国への度重なる挑発行為の背景を研究し分析した結果、中国の未来は東側(日本とアメリカ)にはなく、西側(ユーラシア大陸、ロシア、インド、ドイツなどヨーロッパ)にあるとの結論に達し、中国としての21世紀の国家戦略として西方戦略を内定したとのことです。これは考えようによっては「パックスアメリカーナ」のあとの世界の秩序づくりです。

中国は、いままで日本から調達してきた諸々の工業製品とくに部品などはドイツから輸入する方向に転換しました。ドイツも、この中国の接近に応える姿勢です。ドイツ経済界は中国とともに経済的な発展をはかることにしました。中国政府は、中国と敵対する日米同盟に対しては侵略を受けないよう防衛体制を固め、専守防衛に徹するとの態度です。経済面の交流はユーラシア大陸に進めることにしたのです。

このことは、日本の経済界のなかに深刻な動揺を起こしています。経済界のなかに、安倍首相を支持することは中国ビジネスを断念することだという悲痛な声が出始めています。最近、日本の経済界は、中国が日本との経済協力ではなくドイツとの協力を主とすることになったとの情報を得て、慌てているようです。最近、大規模な経済使節団が中国を訪問しましたが、中国の基本姿勢を変えることはできなかったようです。

日本国民は、反中国、反韓国イデオロギーの持ち主の安倍晋三首相をリーダーとしたために、中国、韓国という大切な友人を失いつつあります。経済的にも中国との関係は狭まるばかりです。日本のパートナーはアメリカだけになりつつあります。アメリカは日本の富を吸い尽くす構えです。そのアメリカも急速な衰退過程に入りました。近い将来、アメリカの世界支配の時代は終わるでしょう。アメリカ主導の世界は、中国・ロシア・インド・ドイツの協調体制が主導する世界に変わるのは、それほど遠いことではないと思います。そのとき日本は、落ちぶれたアメリカの植民地として、すべての富をアメリカに吸い尽くされる悲惨な運命を背負うことになります。

これから脱するには、日本に自立的政権をつくり、平和主義の全方位外交を展開するようにしなければなりません。アメリカの支配から脱して、アメリカ軍の尖兵として使われない日本にしなければならないのです。平和主義を基礎にした自立主義が日本のとるべき道だと思います。

・・・・引用終わり
 
List
  この記事は 295646 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_296070
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
296379 日露交渉を壊すために、恫喝して四島一括返還路線をとらせた米国 村田貞雄 14/10/09 PM01
296267 香港デモとスコットランドの不正選挙 1/4 垂心 14/10/06 PM07

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp