・20世紀初頭、国際金融資本家(ロックフェラー)が、次なる投資の対象を人間の体に定めた。
・この投資の見返りは、開発された製薬品の特許性によって左右される。
・製薬産業にとって一番の敵は、特許対象とならない自然療法であった。
・よって、自然療法の普及を妨げるキャンペーンが打たれ、医療での使用が法律によって禁じていった。
・特に重要であったのが、医学関係者を支配することであった。
・そのため、製薬産業は、アメリカの有名大学に医学部を創設し、医学界の権威を買い占めていった。
・当然、治療法の授業は、一斉に製薬中心のカリキュラムとなり、自然療法は「時代遅れ」だと排除されていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「市民のアジェンダ」:マティアス・ラス博士へのインタビュー
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製薬産業は自然に発展を遂げた産業ではありません。製薬産業は投資家が作為的に作り上げた産業ですから、彼らは今後も疾病ビジネスから利潤を吸い上げ続けるため、特許対象とならない自然の治療法が世界中に広まるのを妨害しなければならなかったのです。
20世紀の初め、ロックフェラー・グループはすでにアメリカをはじめ世界各国の石油ビジネスの大半を支配下に収めていました。同グループは、そこから揚がる数兆ドルの収益を元手に、次なる投資の対象を定めました。ここで、その次なるマーケットとなったのが人間の体だったわけです。この投資に対する利潤や見返りは、開発された製薬品の特許性によって左右されます。この新たな投資産業から揚がる数兆ドルの利潤は、医療を製薬品によって駆り立てられる投資ビジネスへと変貌させるために組織的に使われました。医療はわずか数十年の内に、この利益集団が医学部、マスコミ、政界に及ぼす影響力を通じてコントロールされるようになりました。
その時、この製薬産業にとって一番の問題となったのが、自然健康食品との競合でした。細胞の代謝活動を円滑に保つのに必要なビタミンや必須栄養素の大半は、1920年から1935年の間に発見されています。科学界においては、細胞の代謝でこれら必須物質が欠乏すると、細胞が正常に機能せず、疾病の原因となりうることは明白だったのです。 製薬業界の投資戦略家はこれに気付き、この命に関わる大切な情報が世界各国の人々に普及するのを妨げる国際的なキャンペーンに乗り出しました。この情報について沈黙を守ることは、そのほんの第一歩に過ぎませんでした。
特許対象に含まれない自然療法の信用を貶める中傷キャンペーン、はては自然療法による疾患の予防や治療についての記述を法によって禁ずることも、この詐欺まがいの製薬ビジネスを強化するための戦略の一つでした。
こうした様々な方策が目指した唯一の目的。それは、対症療法しかできない特許を基盤とした製薬産業を、細胞の健康維持に不可欠な特許対象外の自然療法から保護することでした。皮肉なことに、生物の教科書にすら記載されている基本的細胞機能に必要な自然物質につ
いての科学的事実が、この投資ビジネスにとっては業界全体の浮沈に関わる大問題となったのです。もし特許対象外の自然物質を使い細胞の健康状態を良好に保つやり方で疾患予防ができるとすれば、これは製薬業界が営む疾病ビジネス全体を揺るがす脅威となるはずです。疾患が予防・根治できるのであれば、もはや製薬業界のマーケットは存在しなくなるのです。
なかでも医学関係者に製薬業界の影響を行き渡らせることは、とくに重要と考えられていました。製薬投資産業は、ハーバード大学・エール大学・メーヨークリニック等、いわゆる「アイビーリーグ」を含めた様々な大学に医学部を創設して、やすやすと医学界の権威を買い占めたのです。当然ながら、治療法についての授業は一挙に製薬中心のカリキュラムとなり、その一方で、自然療法は「時代遅れ」として体よく排除されました。 この数十年間に医学部を卒業した学生で、細胞の代謝におけるビタミンCの役割り解明に対し、1937年に初めてのノーベル賞が与えられたことを知っている人はほとんどいません。このように半世紀以上にわたり何世代もの医師ら(世界全体で見れば数百万人)が、生命や健康に果たすビタミン・ミネラル・微量元素の重要な役割について学ばないまま、医学部を卒業しました。
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