◆昨夏に実施した大規模ながれき撤去作業で放射性物質による2次汚染
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東京電力福島第一原発で昨夏に実施した大規模ながれき撤去作業で放射性物質が飛散して、20キロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性を農林水産省が指摘し、東電に防止策を要請していた。(中略)
原発から20キロ以上離れた南相馬市の避難区域外の水田14カ所と、20キロ圏の避難区域内の5カ所で昨秋に収穫されたコメから基準値(1キロあたり100ベクレル)超のセシウムが検出された。農水省が調べたところ、放射性物質は8月中旬に出始めた穂などに局所的に付着。事故当時に飛散した放射性物質を土壌から吸い上げたのなら均一的に検出されるため、穂が収穫された9月末までの間に新たに飛んできたものと分析した。
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◆がれき撤去作業に伴い作業員2人が被曝
昨年8月19日、東電が第一原発3号機の大型がれきをクレーン車で撤去する際、別の場所にいた作業員2人が被曝して頭部から最大1平方センチあたり13ベクレルが検出された、ということがあった。そのことから、
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農水省は@コメからセシウムが検出された南相馬市はさらに風下にあたり、8月19日のSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の計算では3時間で達するA基準超が複数検出されたのは同市だけB前年度は同地域のコメから基準超は検出されていない――などの理由から、8月19日のがれき撤去で飛散した可能性があると判断。今年3月に東電に再発防止を要請した。
〔図版〕リンク
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◆次の1号機の瓦礫撤去、どうする?
無策のままに着手すれば、同様の2次汚染に繋がりかねない。それに対し、
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東電は3号機のがれき撤去を終えたが、高線量のがれきが残る1号機は手つかずで、建屋を覆ったカバーを近く解体する方針だ。「最も早く作業が進む方法だが、放出量は増える」とし、飛散防止剤の散布を増やして対応するという。それでも天候や風向き次第でどこまで飛散するかは不透明だ。村山武彦東工大教授(リスク管理論)は「飛散の可能性を情報提供するのが大前提だ」と指摘する。(青木美希)
「がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先水田」
朝日新聞DIGITAL・青木美希2014年7月14日07時22分 より
リンク
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福一では、リスクの伴う作業が続く。
292006 微生物による放射能除染を反エントロピー物理学で見事に説明できる(その1)
292007 微生物による放射能除染を反エントロピー物理学で見事に説明できる(その2)
291820 放射能の分解消滅の原理の謎を考察する
などの知見を駆使した試みを期待したい。 |
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