子育てをどうする?
29177 これからの学校
 
北野知裕 ( 23 学生 ) 02/04/23 AM00 【印刷用へ
学校は本来、地域にとって重要な施設であり地域交流の核となりえる存在である。しかし、現在の学校は学校教育という目的にのみ奉仕する施設となり、閉鎖的なもの社会から隔離されたものとなっているように感じる。確かに多くの学校が特別教室や体育館などを開放しているが、それは放課後や休日などの学校時間帯外であり交流の生まれる環境とはなっていない。
 また、学校そのものに魅力を感じることが少ないように思える。その要因として固定的な学習システムが挙げられる。例えば教科書などの単一なメディアを中心として教師が授業を一方的に進めていく、受動的な学習、画一的な学習となっている。また、教室には40人前後の決まったクラス集団が形成され、多様な交流が生まれる環境となっていない。
現在の学校のもっとも大きな問題点は、社会との隔たりではないだろうか。学校が社会から隔離していることにより、画一的な授業内容など多くの問題が生じているのではないのだろうか。そこで学校内に小社会をつくることを提案したいと思う。そのための方法としていくつかのことが考えられる。

1.複合化
少子化により余裕教室が増加し、高齢化により高齢者福祉施設などの必要性が高まってきている。このような背景から現在、学校とデイサービスセンターなどの複合施設をしばしば目にすることがある。普段の生活の中で子供、学生と高齢者の交流は少ないように思えるが、このような複合施設をつくることにより子供と高齢者の交流が生じる。子供は学校からの授業だけでは学ぶことのできない文化・歴史・知恵を得ることができる。また高齢者にとっても、世代の違うものとの交流は刺激となり生きがいになるのではないだろうか。このような複合化はお互いに大きなメリットが生じる。
 
2.学校時間帯施設開放
現在、多くの学校が施設の開放を行っているが、それは放課後や休日の学校時間帯外のことである。この開放を学校時間帯で行うことができればどうであろうか。子供と地域住民の交流が可能となりデイサービスの複合化と同様、子供は地域住民から学校の授業だけでは学べないものを学ぶことができる可能性がある。

複合化をすることにより、また学校施設を学校時間帯に開放することにより、今まで地域に閉ざされていた学校は地域に開かれたものとなり、小社会を形成する。小社会を形成することにより、画一的な生活集団が多様な交流をもち、教師が一人ではなく、地域全体が教師となる。つまり今までの受動的な一方的な学習から生活の中の課題をとらえ、経験の中での学習が可能となる。不特定多数のものが学校に入る危険性を問われるかもしれないが、地域全体で子供を守ることがでるため閉鎖された学校に比べると安全性が増すのではないかと考えられる。
 このように学校に小社会を形成することは子供の学習・生活環境を豊かにし、学校内での交流が社会に拡大し地域の活性化につながるのではないだろうか。今までの地域に閉鎖した学校から地域に開放した学校をつくることにより多くのメリットを得ることができるのではないだろうか。
 
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