個人情報がここまで詳細に収集・記録されているというのは恐ろしいこと。どんなことに使われてもおかしくない。
こちらのブログリンクより転載します。
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現代のネット社会そのものと言ってもいいほど発達したソーシャルネットワークサービス(SNS)ですが、同時に個人情報の保護について問題視する声も大きくなっています。世界最大級のSNS「Facebook」がまさかここまでの情報を記録しているとは……と驚いてしまうような内容が明らかになりました。
オーストリア・ウィーン在住のマックス・シュレムさんは、ある日、Facebookはいったいどれくらい自分について知っているのか、ということに興味がわき、Facebookに対して情報の開示を請求しました。
ソーシャルネットワークでは自分のデータをバックアップするためにダウンロードできるようになっていますが、EUの評議会が定めた個人情報に関する決定「Directive 95/46/EC」では、適法性を保証するため、企業が保有している非公開データについても開示を請求できます。
そこで、マックスさんはアイルランドのダブリンにあるFacebookのヨーロッパ・オフィスにWebサイトを通じて請求を行なったところ、はたして届いたのはCDに収められたあわせて1222ページにも及ぶPDFファイルでした。これは、長大なことで知られるトルストイの「戦争と平和」に匹敵するレベル。そしてその中身は小説とは比べ物にならないくらい詳細、文字通りの意味であらゆるデータ、クリックした全てが記録されていたのです。
・誰が友達なのか
・書き込みによく使われる単語
・いつログインしているのか、いつメッセージを送っているのかなどの行動履歴
曜日と時間帯で統計がとられていたようです。
請求されたのはマックス個人のデータですが、それには友人のリサについての情報も含まれていました。iPhoneで撮影された位置情報入りの画像データのようです。
その他、大項目でこれだけのデータが収集されていたようです。
01:プロフィール
02:アカウント利用期限
03:アカウントのステータス
04:住所
05:表示名(結婚後に姓が変わったり、非ラテン文字で表記される時の名前)
06:アプリ
07:チャット
08:チェックイン
09:つながり、コネクション
10:クレジットカード番号
11:使用している通貨
12:現在地
13:誕生日
14:学歴
15:メールアドレス
16:イベント
17:家族構成
18:好きな言葉
19:フレンド申請
20:フレンド一覧
21:性別・ジェンダー
22:グループ
23:出身地
24:最終移動履歴
25:外部サービスのアカウント(Twitter、skypeなど)
26:言語設定
27:ログイン時間
28:使用機材
29:メッセージ
30:ウォールに投稿される自分のアクション
31:名前
32:名前の変更履歴
33:接続元・ISP
34:ノート
35:通知の設定
36:通知の内容
37:パスワード
38:電話番号
39:写真
40:物理トークン(未使用欄……将来より強固なセキュリティ鍵になるのでは)
41:「いいね!」などの履歴
42:政治的傾向
43:プライバシー設定
44:プロフィール見出し(未使用欄)
45:リアルタイムの閲覧履歴
46:ログイン履歴
47:登録日
48:他者との恋愛関係
49:宗教
50:フレンド削除履歴
51:スクリーンネーム(skype名)
52:共有しているコンテンツ
53:ステータス変更履歴
54:偽名、ニックネーム
55:ウォールへの投稿内容
56:自分のWebサイトのURL
57:職業
出典:Facebook’s Data Pool
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