生物の起源と歴史
27640 生命の認識機能と種の隔離システム
 
村上祥典 ( 40歳代 島根 電気設計 ) 02/03/28 AM01 【印刷用へ
>ただ、「適応機能」から「種」を捉えた場合に、「機能」を生み出す原因として「構造」があるとすれば、私はどうも、「種は生物学的構造」というイメージがピッタリきます。<(27491)吉国さん

「生物学的構造」という視点から考えると、
単細胞生物のころからあったであろう細胞間の認識機能や、藻等の有性生殖から始まる、異種間や近親間での隔離のメカニズムが上げられます。
この隔離のメカニズムは、単細胞生物から始まる認識機能が可能性の方向を模索し進化した形態ではないかと思います。

これらの隔離のメカニズムは、動物だけでなく植物にも存在します。
最近では、全ゲノムの解析が終了したことで有名なシロイヌナズナと近縁種であるハナナの花粉のかけあわせ実験で、花粉管(オス細胞)が雌性配偶体へ向かって伸び始めたが、途中で方向を見失って受精に至らず種間の受精を隔離したいう報告がありました。また、一般的に雄雌両生の植物では、子孫(種)が弱るため、自分自身のオスとメスの受精を防ぐ「自家不和合成」という仕組みを発達させ近親交配を隔離しているようです。どちらの例も花粉管(オス細胞)の迷走が原因とのことです。(以上:JT生命誌研究館:「季刊」生命誌 NO.32 より)

オスが淘汰される仕組みは種内でも存在しますが、淘汰と上記の離隔のメカニズムでは大きく違うのでは?と思います。

異種間や近親間での隔離のメカニズムとは、「オスとメスの細胞間に認識機能がない、または認識機能を遮断する」ことだと思います。これは、認識機能をもとにした、「種の可能性」への進化だったのではないでしょうか。
 
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