生命原理・自然の摂理
27491 「種」をめぐって「構造」と「機能」
 
吉国幹雄 ( 49 鹿児島 講師 ) 02/03/26 PM01 【印刷用へ
私は、この進化論カテで明らかにしたいと思っているのは、この進化論カテに参加されている多くの方もそうだと感じていますが、

【生命体は外圧適応態であり進化積層態である。現在の閉塞状況を突破するためにも、彼らが可能性収束してきた適応機能(戦略)の事実を明らかにして、この現実の閉塞状況を突破する可能性戦略を探る】、というのが根本にあります。

私は、その適応機能を明らかにしていくことの中で、「種」という概念も決まっていくと考えます。もちろんその意味では、機能が明らかになるにつれ種の概念も変化していくというのも、また当たり前のことではないでしょうか。

ただ、「適応機能」から「種」を捉えた場合に、「機能」を生み出す原因として「構造」があるとすれば、私はどうも、「種は生物学的構造」というイメージがピッタリきます。

人間はサルにはなれないし、サルは人間にはなれない。雑種としても子孫を残せないからというような生殖からの「種」と捉えてもよいのですが、可能性収束した適応機能から捉えると、明らかに観念機能を先端機能として使っているかどうかだと思います。つまり、人類はそれ(観念機能)を生み出す構造を誰でも持っているのに対し、サルは持っていないということでしょう。

…種が変わるとは、この新たなる構造が生み出されることであり、そこから新たなる機能が生み出された時に違う種になったと気付くのではないのでしょうか。

さて問題の雄雌分化(有性生殖)という適応機能は、藻類からそして脊椎動物以降顕著に表れている機能(積層され発現している機能)です。あらゆる「生物学的構造」から「機能」として発現されている事実からわかることは、雄雌分化はそれほどの根源的な適応機能であるがゆえに、必然的に発現する機能として、生物学的構造に組み込まれてきたのだと思います。
 
List
  この記事は 27488 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_27491
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
157685 遺伝と種の保存と進化 丸一浩 07/07/27 AM01
98170 生物学的構造を破壊した「男女同権」思想 浅野雅義 05/09/29 PM11
87114 雌雄分化とこれからの社会 鈴木隆史 05/03/10 PM07
28082 「種」という分類について 斎藤幸雄 02/04/05 AM00
27750 種の分岐と生物学的構造について 村田貞雄 02/03/29 PM11
27681 種とは何か? 仙元清嗣 02/03/28 PM11
27640 生命の認識機能と種の隔離システム 村上祥典 02/03/28 AM01

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
人類の進化
ヒトは何種類いたのか? 「異種同時共存説」による人類進化
「アフリカ起源説を補強する新証拠で、窮地に陥った多地域進化説」 @
「アフリカ起源説を補強する新証拠で、窮地に陥った多地域進化説」 A
単一起源か?多地域起源か?(その2)
アニミズム(精霊信仰)について
シャーマニズムと幻覚回路
原始人類集団のリーダーは、精霊信仰⇒祭祀を司る女であった
共時一体感覚にささえられる文字による共認 2
不安発の古代宗教と感謝・同化の精霊信仰
ネアンデルタール人は「野蛮」だったか?   人類の生活をどう復元するか
スンダランド海洋航海民の誕生
黒曜石、翡翠の広域に渡る存在は、交易ではなく贈与の結果ではないか@
黒曜石、翡翠の広域に渡る存在は、交易ではなく贈与の結果ではないかA
ポトラッチの実態
捧げものが同類闘争圧力により変質したものがポトラッチ
贈与の意義
採取時代の適応原理
「祭り」の多面性と核心
祭りは共生適応ではなく集団統合(解脱+闘争)共認の場
人類の本性は共同性にある@
人類の本性は共同性にあるA
人類はなぜ大地を耕しはじめたか? 寒冷期と農業の起源
4大文明の多元的・同時発生説
戦争がなくならないのはなんで?:ノート2
原始時代〜部族連合時代〜武力支配時代
武力時代の東洋の共同体質⇒秩序収束⇒規範収束
西洋の自我収束⇒観念収束⇒唯一絶対神信仰
白人の部族移動の歴史
山賊・海賊によってつくられたギリシア・ローマ
戦争の起源
西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜかA〜古代ギリシア・ローマに快楽敵視が存在した証拠はない
西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜかB〜隠蔽したいローマ帝国崩壊後の空白の200年間

『るいネット』は、49年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp