生物学を切開する
2747 蛋白質は多様に連鎖反応する
 
四方勢至 ( 老年 京都 編集 ) 01/04/04 AM05 【印刷用へ
>23組46本の染色体のうち性を決定しているのはわずかに一つ。2%に過ぎません。<

ある遺伝子の作り出す蛋白質は、他の多数の遺伝子群が作り出した他の蛋白質群と、極めて多様な連鎖化学反応を行っています。むしろ、Aという蛋白質がBという蛋白質としか(それ以外には)反応せず、かつその反応がA→Bで止まってしまう(それ以降は一切反応しない)ケースは、極めてマレにしか存在しません。

従って、Y染色体の作り出す多数の蛋白質群は、他の染色体の作り出した無数の蛋白質群に多様な連鎖反応を引き起こします(過半の染色体の作り出す蛋白質群に何らかの反応を引き起している可能性さえ、考えられます)。

従って、遺伝子が2%しか違わない(注:実際は1%も違っていませんが)からといって、男も女も99%は同じであるという根拠には全くなりません。(例えば、たった一種の男性ホルモンが働くだけで、脳の組成や働き方が変わってしまいますが、実際にはもっと多数のY由来の蛋白質が、様々な部位で作用を及ぼしています。)
 
List
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_2747
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
164505 自分に都合よく使われる「遺伝子」 長谷暢二 07/11/01 PM00
164483 遺伝子は大きな設計図。どのように発現するかに意味がある。 北川和秀 07/10/31 PM10
164473 遺伝子レベルにおける性差 関谷啓太郎 07/10/31 PM07
153768 大切なのは“たった1%”の違い 鹿村幸代 07/06/07 PM11
153731 遺伝子の不思議 正国稔 07/06/07 PM02

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
風土、生産様式、婚姻制
原始婚と性習俗
原始人類(後期)の全員婚
村落共同体の規範について
『日本婚姻史』の概略
日本の交叉婚の特殊性
「交叉婚」の集団性は?
交叉婚で発生した男の自我
江戸時代の結婚〜制度から見た男女の地位〜
西洋人の精神構造と異常な性意識
近代思想の結果が、現代
資本主義とセックス
セックスが「罪深くいやらしいこと」であるから、「処女性」が尊重される
処女観、初交観
夜這い「オコモリ」1
夜這い「オコモリ」2
夜這い「オコモリ」3
夜這い「オコモリ」4
和島家族論
水野家族論
夜這いの解体と一夫一婦制の確立1
夜這いの解体と一夫一婦制の確立2
夜這いの解体と一夫一婦制の確立3
恋愛も代償充足
その関係そのものが、心が通じ合えない構造にある
恋愛は共認不全をごまかす為の価値観念
性的独占意識の心理的転機
多くの男に女として認められること
オヤとコ(柳田民俗学から)
親の囲いが、対象を遮断し、活力を衰弱させる
過保護空間
「子供」という旧観念
婚姻が社会と切り離されて50年も経ってない
「二分の一成人式」に欠落しているもの
謝罪と感謝の方法
心の器
「セクハラ」の驚くべき事実。
イイ子・ワルイ子

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp