暴走する悪徳エリートの所業
265341 ホルムアルデヒド事件は国家の隠蔽
 
小林雅志 ( 47 岡山 営業 ) 12/06/12 PM00 【印刷用へ
例の関東断水をもたらしたホルムアルデヒド検出事件についての記事がありました。→ブログ原発問題(リンク
詳細は、ブログを見ていただくとして、要約すると

今回の本当の舞台は関東の水がめ、矢木沢ダム(奥利根湖)です。このダムの周囲はセシウムホットスポットの山々に囲まれています。秋の紅葉〜落葉により、セシウムをたっぷり付着させた落ち葉は、さまざまルートで大量に湖に入っている。そして比較的水に溶けにくく、すぐ泥や有機物と結合して沈澱してしまうセシウムはダムの底に沈殿している。

水は4℃の時に体積が最低に、比重が最大となります。ところが水温の変化は直線的ではなく、ある水深を境に急激に温度が低下する“サーモクライン(水温跳層)”と呼ばれる壁のような層を作って、それをはさんだ表層と深層の水の循環交流がなくなります。
つまり湖底にあるセシウムは沈殿するとそのままということになります。

ところが、年に2回その安定が崩れます。
 
湖の表層温度が上昇する早春と、温度が低下する晩秋のわずかの期間、サーモクラインが消え、湖の表層と深層の温度差がなくなくなるのです。その時期に強風などで湖水に強い対流が起こると、湖底の汚い水が一気に撹拌され、ちょうど湖全体がシェイクされた状態になります。その状態をターンオーバー(湖水大循環)と呼びます。つまりセシウムが水面近くに浮上することになります。

ダムはイレギュラーな事態を除いて、年間を通じて貯水率90〜95%を目標に水を溜め込み、それを超えると一気に放流して目標値まで水位を戻すことを繰り返しています。
 
しかし、丁度、今回は満水時期とターンオーバーの時期が重なったため、満水近くになっても放流量を93立方m/分にぴったり固定した定量放流しかしませんでした。
  
大量放流を恐れるかのように…。
 
一時的には何とか99%台に維持された貯水率ですが、もし集中豪雨でも起きれば緊急放流しなければならない。そうなったら水質検査をクリアできず“放射性物質”を理由に取水制限しなくてはならなくなる…かも。それだけは絶対困る!

『別の有毒物質を理由に浄水場を止めてるスキに、他のダムと併せて一気に矢木沢ダムを放流すれば、安全なレベルまで水位を落せないか?!』
 
仕方なく過去に不祥事を起こした身内と手順を使います。
 
それがヘキサメチレンテトラミンとDOWAハイテック(会長が内閣参与で経団連理事、東電の経営・財務調査委員)でした。
 
かくして、“日本の”水質基準を“わずかに”越えるホルムアルデヒド“生成”を理由に、複数の浄水場を閉鎖。
「放射能」にはスポットが当たらぬまま、5月21日4時、ついに矢木沢ダムが放流に成功したということです。

本来なら、その後も関係会社のバッシングがあってしかるべきところ、東電、政府、マスコミがタッグを組んでいるので、それっきりということです。
 
List
  この記事は 264423 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_265341
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
265387 ホルムアルデヒド事件、壮大な「国家隠蔽プロジェクト」があった! 猛獣王S 12/06/13 PM05

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、49年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp