8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機(260955)
この投稿を読んで、『近代観念が何故問題なのか?』が明確になるとともに、われわれに何故、観念が必要なのかが明確になりました!!
>従って、観念内容を誤れば、人類は滅亡する。
とは云え、古代宗教も近代思想も、すべては現実から乖離した架空観念であり、現実は決してその観念の通りには動かなかった。従って、過去5000年間は、たとえ観念内容が間違っていても、それが直ちに滅亡に繋がることはなかった。現実世界は、私権収束(→私権圧力)によって統合されていたからである。
>しかし、私権圧力=古い現実の圧力が豊かさの実現によって衰弱したことによって、現実世界は共認収束(→共認圧力)によってのみ統合されることになった。しかも、その共認圧力は、物的制約を脱した全く新しい同類圧力である。つまり、人類は物的制約を超えた新しい同類圧力のみが現実を形成する、全く新しい時代を迎えたのである。
それだけではない。原始時代のように、お互いの表情や気配が感じ取れる単一の集団なら、集団は観念がなくても共認統合できる。しかし、遠く離れた無数の集団によって形成されている超集団=社会は、観念の共認によってしか統合できない。
従って、現実=同類圧力そのものを対象化した事実認識(の体系)の共認が、現実を導き、動かしてゆくことになる。(260955)
【気づき】
@観念とは別に現実が動いていた私権時代なら、たとえ観念内容が間違っていても現実は崩壊しない。でも、観念によって全てが動く(今からの)時代は、観念内容を誤れば、人類は滅亡する。
Aだからこそ、現実=同類圧力そのものを対象化した事実認識の共認が、現実を動かしてゆくし、事実認識(観念)が今こそ、求められる。 |
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