西欧科学は狂っている
260109 『科学はどこで道を誤ったのか?』(2)古代オリエントの時代〜全てが共認対象として一体であった精霊信仰から精神を上位とし物質を下位とする二元論へ
 
ブログ 地球と気象・地震を考える 12/01/02 PM00 【印刷用へ
プロローグにおいて リンク 

@近代科学技術は現実に則した事実認識とはいえず、現実捨象の架空観念発の認識体系であることAそしてその背後には人間が自然を支配するという意識が働いていることを指摘しました。

他方、科学認識の元祖というべき、精霊信仰はどうだったでしょうか。極限時代、人々は圧倒的な自然外圧に対し「仲間たちとの期待・応望=共認原理」を適用して「その現実の背後に精霊という具体的だが実体を超越した観念を獲得」します。そして、観念→言語を媒介として、工夫思考や仲間との共同作業が進化し、火の使用や弓矢の発明といった技術発展を生み出してきました。と同時に、常に自然は圧倒的な存在感を持つ畏敬の対象であり、であるが故に、祈り=期待・応望の対象であり続けました。言い換えれば、精霊信仰は徹底して共認原理に貫かれていたし、自然も人も共認の対象という意味では一体でした。

では精霊信仰が発展し変質をとげたと考えられる古代オリエントにおける科学認識のあり様はどのようなものだったでしょうか。そこには、精霊信仰の流れを汲む部分と変質した部分が同居していること、とりわけ、その変化は古代ペルシアにおいて、つまりアーリア人において引き起こされたことがわかります。

なお、科学思想史は西洋哲学史同様、古代ギリシャから書き起こされるのが一般的ですが、古代ギリシャは既に共同体がこなごなに解体し人工集団が登場して以降の社会であり、精霊信仰からの連続性を考える上では、古代オリエントにまでさかのぼることが不可欠です。桃山学院大学・神戸商船大学の教授をつとめた坂本賢三先生(1931-1991)は、古代オリエントにまでさかのぼって追求している非常に数少ない研究者です。以下、引用文は坂本賢三先生の著書「科学思想史」2008年岩波全書コレクションによります。(一部、引用者にて文脈上の補足をしています)    ... 続きはこちら
 
List
  この記事は 259824 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_260109
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
287255 音楽と言語@ rino 14/02/12 PM11

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
ミス大爆発⇒警戒心発の集中力はガタガタ⇒共認圧力発の集中力を形成するには?
トラブルの根底に指揮系統あり。全てをネットへ
隠蔽・言い訳・誤魔化しの横行によって崩壊する私権体制
活力源は、脱集団の『みんな期待』に応えること
今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる 
新卒者向けセミナー「経営者が語る」〜これからの時代企業が生き残っていくのに必要な力は何か(前半)
新卒者向けセミナー「経営者が語る」〜これからの時代、企業が生き残っていくのに必要な力は何か(後半)
自主管理への招待(1)工業生産から意識生産へ。時代は今、歴史的な生産力の転換を遂げようとしている。
自主管理への招待(2) 社会は、生産力の転換によってしか根底的な変革を遂げることはできない
自主管理への招待(3) 生産から離脱させ、消費へと逃避させるだけの近代思想
自主管理への招待(4) 「頭の中だけの自己」から「実現対象」への追求ベクトルの転換
自主管理への招待(5) 否定し要求するだけの「閉塞の哲学」から、実現対象を獲得した「解放の哲学」へ
自主管理への招待(6) 実現思考とは何か
自主管理への招待(7) 労働の解放のために:自主管理の原則
学生に与う1 いま、社会の基底部で何が起きているのか
学生に与う2 私権の終焉と市場の縮小と権力の暴走
学生に与う3 新しい活力源は、周りの期待に応える充足
学生に与う4 先行して共同体を実現した類グループ
学生に与う5 共同体の母胎は女性が生み出す充足空間
学生に与う6 この行き詰った社会をどう再生するか
供給発のカギは、ゼロから新しい供給者を育成してゆく仕組み
新概念を使いこなせて、はじめて供給者になれる
「観念力を鍛えるには?」(1) 話し言葉と書き言葉の断層はどこから登場したのか?
「観念力を鍛えるには?」(3) 「理解する」とはどういうことか?
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(2) 学習観念が役に立たないのはなぜか?
出来ない、覚えられない
「みんなの成功体験」ならいくらでも積める
対面会議の欠陥
民主主義=会議という固定観念
集団統合の新たな仕組み:対面会議を超えて、全てをネットへ
企業革命の切り札は、社内ネット
経営者への提言:会議から社内ネットへ
行動方針4 まず身近な職場を改革してから、社会をどうするかを提示せよ
新時代を開くのは、共同体企業のネットワーク
共同体企業のネットワークをどう構築してゆくか
『類グループが勝ち続ける理由』〜まとめ〜
協同組合法:出資・経営・労働を一体化した働き方をしている人たちは10万人を越えている
「人口減少社会の衝撃!!これからの働き方はどう変わる?」〜今、なぜ労働法について考えるのか?〜
感謝の心を損なう「有給制度」に代わる、『有給休暇一括買取方式』

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp