日本人の起源(縄文・弥生・大和)
25754 弥生の侵略闘争
 
岡本誠 ( 47 兵庫 経営管理 ) 02/03/06 AM00 【印刷用へ
>私は弥生時代は総じて戦争前夜だと思うのです。条件がそろいながらも回避する工夫をしていた。(中略)戦争の引き金を引いたのは弥生末期に登場した騎馬民族の系統を引く渡来人の略奪行為が皮切りではないかと考えています。(田野氏25427

 弥生時代の戦争については、考古学的事実以外にも、中野さんが投稿されておられるように「魏志倭人伝」等で伺い知ることができ、遅くとも弥生中期後半には侵略闘争が激化しています(戦争前夜ではありません)。年代を追って記すと以下のようになります。

2600年前:日本最古の水田跡遺跡。縄文人が朝鮮半島から技術を持ち帰った。
 朝鮮半島の水田稲作は3000年前には南端まで到達しており、縄文土器や九州産の黒曜石が出土することから、縄文人も海を渡って交流していたと考えられている。縄文社会は4000年前の人口ピークから、3000年前には東日本を中心に半減したとされており、新たな何かを求めて朝鮮に渡った可能性は十分にある。
2500ないし2400年前:渡来人によって水田稲作が北部九州にもたらされる。
 当時の中国大陸は春秋時代、(恐らく江南から呉や越の越人が)戦乱を逃れて朝鮮へ入植、日本へも断続的に漂着。遼東の北方遊牧民も朝鮮へ南下、一部は押し出されて日本へ漂着。九州を中心に渡来人同士の同類闘争の緊張圧力は極度に高まる。

2000年前:「楽浪海中に倭人有り、分かれて百余国をなす。」
 一つの国は概ね1000人程度か。この頃から楽浪郡(漢が侵略支配した西北朝鮮の地方行政組織)に定期的に使者を送り朝貢貿易を行っている。2000年前の帆船の発明で航海技術は飛躍的に進歩している。
1950年前:後漢の皇帝から「倭の奴の国王」の金印を受ける。
1900年前:倭の国王が奴隷160人を後漢に送る。
 この頃には元百余国が28ヶ国にまで統合されている。
1900〜1800年前:倭国大乱。

1760年前:卑弥呼が魏の皇帝より「親魏倭王」の称号を受ける。
 邪馬台国は28万?の大部族連合。この頃南朝鮮では馬韓、弁韓、辰韓の3つの大部族連合が相争っており、いずれか(最弱の弁韓?)が活路を日本に求めて正規軍で渡来。これが最後の北方部族の侵略となり、一気に大部族連合を統合、大和政権を確立。
1700年前:大和政権が西日本を統合。
 突如巨大な古墳が近畿・瀬戸内を中心に出現する。
1630年前:倭国、朝鮮に出兵、半島南部を勢力下に置く。

 このように、最初江南人、次に北方部族も朝鮮半島から押し出されるように、そして最後侵略意図をもった正規軍と、何波にも渡って渡来人が押し寄せており、2000年前には「分かれて百余国をなす」ところまで、渡来人同士の侵略闘争は激化しています。奴隷の朝貢にまで至っています。但しこれは西日本の状況で、東日本は全く様相が異なります。

 日本の状況のみならず、当時の中国大陸、特に朝鮮半島の状況からも、渡来人の出自を正確に押さえ直す課題があると思います。
 
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