環境破壊
253492 未知の世界の知性と、小惑星探索機「はやぶさ」との関係
 
たっぴ ( 35 京都 会社員 ) 11/06/25 PM03 【印刷用へ
『「イオン、つまり原子団の事なのですが、宇宙に於いて気体の分子が正や負の電気を帯びたものと見ると、かなりの無理があるわ。
この事を良く考えて欲しいと思っています。イオンエンジン成るは、未だ感性には一歩及ばずです。」
(中略)
「はやぶさについて何故、私達が協力したのかは、地球星を守る為です。あのイオンエンジンが実用化されるようになると、地球は美しい星に戻るでしょう。その為のヒントを教えておきます。」
「前にも話をしたと思うのですが、希ガスをもっと研究し、それを利用する事です。それと、イオンの同素体を良く考えるのです。もうひとつがイオンとイオンの結合です。この三つを研究者が真剣に考える時、私達はその人と一体化して大発見を成し得る事になるのです。さて、どの方がこの話を理解してくれる事になるのか、こちらから見ている事に致します。」』(253387


上記を考えるヒントが、以下の開発者の言葉の中に散りばめられているものと思われます。

また、「人類が一心に思いを掛けている時はその人の意識に溶け込み、その人の純なる思いの中で共に生きる事が出来る」との言葉が未知の世界の人の言葉の中にありましたが、知性が一体化したのは、以下内容の「飛不動」というお不動様に神頼みをしていた頃だと思われます。


以下、イオンエンジンの開発を行った
【NEC】
宇宙事業開発戦略室
シニアマネージャー 堀内 康男のサイトリンクより転載。

◎さまざまな困難を乗り越えて、地球帰還へ
■ 2005年11月 化学エンジンの燃料漏れが発生
2005年11月、「はやぶさ」は小惑星イトカワへの2回目の着陸を行いましたが、その離陸後に化学エンジンの燃料漏れが発生。漏れた燃料がガス化して噴き出したため、「はやぶさ」は姿勢を崩し、7週間も行方が分からなくなってしまうというピンチに見舞われました。

通信回復後は、姿勢制御のために用いる化学エンジンが使用できない状態であっため、機体を推進させるために使用する★イオンエンジンの燃料である【キセノンガスを直接噴射】するという目的外の使い方を駆使することで、徐々に姿勢制御が可能となり、2006年3月までに奇跡的に復旧しました。

■ 2009年11月 イオンエンジンが異常停止
地球帰還が目前となった2009年11月にイオンエンジンが異常停止してしまいました。予想以上の長旅で、ついにイオンエンジンの寿命が尽きてしまったのです。そのような大変な局面でも、運用チームはあきらめず、4つあるエンジンのうち壊れていない機能を組み合わせて1台のエンジンとして動かすクロス運転を実現させて運転を再開。

◎上記のトラブルが
 超困難なミッションだったことが
 開発者とのやり取りからも窺えます。


Q:その丹精したイオンエンジンを搭載した「はやぶさ」がいよいよ帰ってきます。帰還を控えて今のお気持ちを。

堀内:「ありえないことが起きている」という気分です。理屈で考えれば無理としかいいようのないことが、実際に何度も起きています。本当に「はやぶさ」は運の良い探査機だと思います。

私たちはできることはすべてやりました。運用室には「飛不動」というお不動様のお札が貼ってありますけれど、これは國中先生と私が「もう手は尽くした。最後に神頼みをしよう」と相談して、國中先生が見つけた「飛」という名前のお不動様に私が行って、お札をもらってきたんです。★通信途絶の最中の2006年の年始には、川口先生も飛不動にお参りに行ったそうです。(笑えない笑い!)

Q:ありえないこと、ですか。

堀内:例えば2005年11月に2回目のイトカワへのタッチダウンを行った後、化学推進スラスターが燃料漏れで全部使えなくなりました。その状態で姿勢制御を行うということになって、イオンエンジンの燃料であるキセノンを中和器からガスを噴射して、姿勢を制御しました。そんなことは事前には全然考えていなかった使い方です。
そもそも、正常な運転状態では、中和器から噴くガスで推力が発生しちゃいけないんです。だから発生する推力もたったマイクロニュートン単位ですし、ロケットの性能指標である比推力もお話にならないぐらい小さいのです。ところが、それで姿勢をたて直してしまった。こんな使い方は、打ち上げ前はおろか、このトラブルに直面するまで考えもしませんでした。

Q:あれは確かにすごかったですね。

堀内:通信途絶から回復した2006年春のゴールデンウィークのことです。この時期、「はやぶさ」はくるくるとコマのように回って姿勢を安定させていました。ところが、このままでは姿勢安定が出来なくなるので、スピン速度を上げる必要が出てきました。もちろん化学推進は使えませんし、中和器からのガス噴射だと効率が悪くて推進剤がどんどん減っていってしまいます。
「イオンエンジンを使っては」という声があがりました、私は躊躇しました。満身創痍の「はやぶさ」で高電圧を使うイオンエンジンを起動したら何が起こるか分かりません。あの時、「はやぶさ」との通信は往復40分の時差がありました。トラブルが起きてもすぐには対処できないんです。メーカーの立場としては機器をひとつひとつチェックして、慎重に動作を確認しつつ立ち上げをしたかったんです。でも、それでは間に合わない状況でした。
開発から運用までに係わった者として「もう「はやぶさ」は一度は死んだ探査機だ」と覚悟を決めてイオンエンジン再起動のコマンドを打ちました。そうしたらエンジンは何事もなかったように正常に動き出し、トラブルも起きなかったんです。
 
 2009年11月の,イオンエンジン故障とそれに続く2基のエンジンのイオン発生器と中和器を組み合わせて1基のエンジンとして運転した時もそうです。エンジン2基を連結してのクロス運転は、本質的に地上での試験ができません。試験をやっていないことをいきなり宇宙でやるとトラブルを引き起こすことにもなりかねません。これ以上のトラブルが起きたら、本当にお終いになってしまいます。しかし、その時はもうその他の方法が残っていませんでした。

Q:「はやぶさ」のイオンエンジンは、惑星間空間で累積4万時間の運転を達成しました。もちろん世界最長ですね。

堀内:★でも、打ち上げ当初は24時間の連続運転ができずに苦労しました。1日8時間程度の運用時間の間にエンジンの動作状態を調整して、動作させたままで運用を終えて翌日の運用時間を迎えるのですが、その間に安全装置が作動してエンジンが停止しているといったことが毎日続きました。

Q:なぜそうなったんでしょうか。

堀内:「はやぶさ」の内部に★【希薄な気体が残っていた】と推定しています。放電が起きると安全装置が働いてイオンエンジンは停止します。
ご家庭で電気を使いすぎるとブレーカーが落ちるのと同じです。もちろん希薄気体の影響は最初から考慮していたのですが、★予想以上に【表面からの気体放出が続いていた】んです。

=========================転載終了==============================
【キセノンガスを直接噴射した】⇒【希薄な気体が残っていた】、
イオンエンジンによるイオン結合の推進が安定してなされたのではないだろうか?
尚、★キセノンは、リンク第18族元素(長周期表第18族)に属し、希ガス、稀ガスや貴ガスと呼ばれる。
 
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253501 木星のオーロラ(イオンエネルギー)は、1000万ボルトで1000万アンペアの輝きを放つ ! たっぴ 11/06/25 PM08

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