実現論を塗り重ねてゆく
252989 【中国】周王朝の統治方法
 
たっぴ ( 35 京都 会社員 ) 11/06/14 AM10 【印刷用へ
前投稿に引き続き、
周王朝とはどのような国だったのか?
その統治方法と支配制度を調べてみた。

■周の統治方法
リンク より以下転載。
殷を滅ぼした王朝が周。
周は現在の西安あたりにあった邑(ゆう)です。
もともとは殷に服属していたのでしょう。
これがだんだん力をつけてきて周辺の邑(ゆう)を支配下におくようになって殷の統率から離れる。

最後は殷を中心にする邑(ゆう)連合と、周を中心とする連合が決戦をして周が勝利した。これが前1027年のことです。この時の周の王様が武王という。殷の王様が酒池肉林の紂王でした。

★周のあった場所は当時の中国文明の辺境です。
★周を建てた部族は西方の異民族系統だった可能性が強い。
そもそも漢民族と呼ばれるようになる中国文明を作った民族というのは、こんなふうにどんどん周辺の民族が中国文明化して形作られた。
周をつくった人々は辺境の蛮族に近いから戦争も強かったんでしょう。
 
周が都をおいたのが鎬京(こうけい)。今の西安あたり。

★周の支配制度が「封建制」です。
周王は、有力氏族の首長に邑(ゆう)を与える。まだまだ未開の土地はたくさんありますから新たな邑を建設させてそこの統治をまかせる。
★こういう新しい邑が周の支配下の土地にたくさん建設されるわけです。

従来の邑の中には殷と近い関係にあったものもたくさんあるでしょうから、こんなふうに【周王は配下の邑(ゆう)をつくることで全土ににらみを利かす】ことができたのです。

周王から邑の支配をまかされた者を【諸侯】といいます。諸侯は周王に対しては軍役と貢納の義務を負いますが、それ以外は自分の領地をどう支配してもかまいません。諸侯は自分の邑の周辺に配下の有力者を配置します。かれらも小さな邑を支配する。かれらのことを卿・大夫・士(けい・たいふ・し)という。

要するにピラミッド型に上から、周王、諸侯、卿・大夫・士とあってみんなそれぞれのランクに合わせて邑を支配している。これが周の封建制です。士以上が貴族身分、支配者階級と考えたらよい。

この周の封建制は日本や西欧の封建制とは違う。(中略)
日本の中世でも同じですが、領主は領土を与えてくれた君主に恩義を感じて忠誠を誓う、というのが封建制。
領地を与えるから私はおまえの主人、逆らったらいかんよ、という契約関係です。領地と忠誠を交換しているわけです。

★周の封建制を支えているのはそういう契約関係ではない。
何かというと、【血縁関係】です。これを【宗族】という。

★共通の祖先から枝わかれしたと信じている集団です。
★同じ宗族なんだから協力しなくてはいけないというルールを作ってそれによってピラミッドの統制を保ちます。

【宗族の規範のことを宗法】といいます。
★宗法では、周の王様は御本家なの。諸侯は分家。卿・大夫・士はさらに分家。分家は本家に逆らっていけない。

なぜかというと本家だけが、祖先の霊を祭ることができるからです。分家の者が祖先神を祭っても良いけど、本家がお祭りすることで御先祖様は一番喜ぶわけですよ。
だから、その御本家の周の王様に逆らうわけにはいかないのです。
これが宗法。この秩序で周王は諸侯を統率した。だから、まだまだ宗教的ですね。祖先神のたたりは恐ろしいからね。

★周は殷を滅ぼしたときにその王家の者を殺さないんですよ。
なぜかというと、殺してしまうと、殷王家の祖先神を祭る者がいなくなるでしょ。そうしたら殷の祖先神が災いをなすかもしれない。それは恐ろしいので王家の者は生かしておく。そういう時代です。
《転載終了》
 
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新しい潮流3 社会不全⇒認識欠乏の蓄積
新しい潮流4 言葉それ自体が引力を持ち得ない時代
新しい潮流5 実現派は仲間収束から社会収束へ
新しい潮流6 解脱仲間から認識仲間への逆転
仲間圧力と認識仲間
新しい潮流は、新しい人間関係を必要としている
市場社会の、カタワの「集団」
本当は、「集団」に入ったのではなく、社会に出たのだ
古い人間関係は、影が薄くなるばかり
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活力源は、脱集団の『みんな期待』に応えること
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潮流3:’70年、豊かさの実現と充足志向
潮流6:’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束
潮流9:経済破局を突き抜けてゆく充足・安定・保守の潮流
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