4月17日のなんでや劇場では、地震が起きる仕組みとして、マグマ化説(熱移送説)が提起されました。その提起の要である電子レンジ状態の原理構造が書かれている書籍の要約をしたので紹介します。
まず、マグマ化説(熱移送説)の電子レンジ状態の要約です。
「4/17なんでや劇場(5) マントル内部で電子レンジ状態⇒熱の通り道ができる」( 249954 )より。
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日本列島の下では、深さ100kmより下が熱くなっており、深さ300kmで冷たい岩盤が横たわっている、外核から発した電磁波は地下300km辺りの冷えた岩盤の隙間を通って、今度は冷えた地表面の地盤で反射される。こうして、電磁波は冷えた地表面と地下300kmの冷えた岩盤との間を行ったり来たりして、電子レンジ状態になると考えられる。
このような配置条件を充たす場所、すなわち、冷たい岩盤に挟まれて電磁波が反射する、かつ、柔らかく溶けやすい岩石で構成された場所が熱の通り道となる。熱の通り道は外核から伝わるだけではない。電磁波の往復によって溶かされた場所からも電磁波が発せられ、玉突き的に熱が伝わってゆくと考えられる。
熱の通り道と言っても、常にマグマがあるわけではない。時には溶けてマグマ化し、時には冷えて岩化している。
ある場所が電子レンジ状態になると、溶けたマグマが電磁波を出し、熱の移送ルートの次の場所を玉突き的に温めてゆくと考えられる。こうして、熱が移送していくのが、マグマ化説(熱移送説)の仕組みである。
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ここでの重要事項は【高温状態の岩石は電磁波を通過させる】と【低温状態の岩石は電磁波を反射する】です。
Aへ続く。 |
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