人工物質の脅威:大気・水・食品
250718 「放射性物質154兆ベクレル」から、放射性物質・核燃料の放出量を推定
 
深紫 11/05/02 PM00 【印刷用へ
> 5日に福島第一原発から大気に放出された放射性物質の推定値は、ヨウ素131が毎時0・69テラ・ベクレル、セシウム137が同0・14テラ・ベクレル。(中略)国際的な事故評価尺度(INES)で使われるヨウ素換算値で、ヨウ素とセシウムの合計量を計算し直すと、放出量は同6・4テラ・ベクレル(24時間で154テラ・ベクレル)となることがわかった。リンク

3/11から本日4/30まで上記の割合で各放射性物質が放出されたとすると、

・ヨウ素131
0.69×24時間×41日=678.96テラベクレル
・セシウム137
0.14×24時間×41日=137.76テラベクレル

上記の値を「市民のための環境学ガイド」リンクの方程式に則り放射性物質の量に換算すると、

・ヨウ素131
678.96テラベクレル÷4600テラベクレル/g= 0.1476g
・セシウム137
137.76テラベクレル÷3.21テラベクレル/g=42.9159g

それらの量から分裂前のウラン235量を推定すると、ヨウ素131の収率2.83%、セシウム137の収率6.09%により、(※核分裂生成物がどの核種になるかはある確率で決まる。この確率を収率という。リンクより)

・ヨウ素131
 0.1476g÷2.83%=  5.2155g
・セシウム137
42.9159g÷6.09%=704.6946g

上記を足すとウラン235の換算量が導ける。
5.2155g+704.6946g=709.9101g

さらに、燃料ペレット中のウラン235含有率を3%とすると、

709.9101g÷3%=23.6637kg

となる。上記は、「放出量が落ち着いた今月5日の時点」での割合からこれまでの総量を合計したものなので、実際にはより多くの放射性物質が放出されたことになる。

すなわち、「ウランの一部は空中に放出され、大半は内釜の底にたまると共にその一部は高濃度汚染水と一緒に外部に漏出し続けていると考えられる」250323の量は、少なくとも24kgと推定される。

核燃料24kgとは、燃料棒一本を約200kgとすると、1割強に相当。また、燃料棒が破損していると伝えられる1〜3号機の燃料の総量が257t(1号機が69t、2〜3号機が94t)であることから、核燃料全体の0.009%が放出されたことになる。

 
 
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