人類の起源と人類の拡散
25049 弥生解明にあたっての問題意識
 
平野令 HP ( 37 大阪 建築家 ) 02/02/26 PM10 【印刷用へ
 歴史家による縄文と弥生の時代区分は、稲作(水稲栽培)開始と土器の種別・鉄器使用の有無によって行われているようです。
 確かに、生産様式が社会を規定する度合いは大きいと思いますが、部族統合のあり方や、婚姻様式のあり方がどのように変わったのか?という視点では、まだまだ未解明というか、曖昧で、バラバラな史実が多くて、ポイントが絞られてないのが現状です。

 私も弥生の議論について行きたいのですが、テーマが絞れなくて悩んでいます。そこで、縄文から古墳時代にも繋がる重要な論点として、私なりの問題意識をいくつかに整理しておきたいと思います。

1.部族の所有意識⇒個人の私有意識はどのように転換し、広まったのか?
2.部族(連合)間の武力闘争はいつどのように始まり、止揚されたのか?
3.女(または男)1人を特定する個人婚はいつどのように始まったのか?

 いずれも、日本における「私権統合の始まり」を措定する上で重要な論点だと思うのですが、古墳時代になると一気に史実上に登場することがらが、弥生の段階ではあまり明確に見えて来ないなぁ?というのが実感です。

1については稲作=定住から部族の蓄財は加速したのであろうが、個人は?
2については環濠集落や戦死人骨から、なんらかの戦闘はあったのだろう?
3に至っては婚資の有無さえわかりません。

 これ以外の問題意識もあると思うのですが、単に事象や学説を紹介するときでも「どういう問題の解明に役立つのか?」明らかにした上で、仮説提起や解釈を展開していきませんか?そのほうが議論が面白くなると思うので・・・
 
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