地震・噴火・気象
249941 4/17なんでや劇場(2) プレート説では説明できない事象@
 
冨田彰男 ( 47 兵庫 経営管理 ) 11/04/21 AM03 【印刷用へ
4月17日に開催されたなんでや劇場および引き続いて18日に開催された類グループ劇場会議の要約をお届けします。

●まず、プレート説では説明できない事象を箇条書きに挙げる。

【1】2008年に地震が起こった中国四川省は、太平洋プレートから2500kmも離れている。四川省地震をプレート説でどう説明するのか? 太平洋プレートにはるかに近い日本でなぜ地震が起きなかったのか? それ以外にも、プレート説で説明できない内陸部の地震は無数にある。

【2】プレートの典型事例は、日本海溝〜マリアナ海溝で見ることができるが、その断面写真は教科書のプレート解説図とは全く違う。斜め35度どころか、深さ10kmの断崖絶壁になっている。これは(後述するように)5億年前に太平洋プレートが折れて沈み込んでいった時の断面がそのまま残っているとしか考えられない。もし、太平洋プレートが沈み込んでいるのだとしたら、5億年間に亙ってプレート同士が削られてできた岩石の堆積物が海溝に積もって海溝はなだらかになるはずであるが、実際は断崖絶壁である。これはプレートは沈み込んでいないという証であり、ということは太平洋プレートもユーラシアプレートもほとんど動いていないということに他ならない。

GPSによってプレートが動いていることが観測されているという反論がある。

(後述するように)太平洋プレートは、その下の熱く柔らかい岩石層の上に乗っている、冷たい岩盤(言わば、硬い蓋)である。言わば、温かいスポンジ状の土台に乗っている硬く冷たい蓋が太平洋プレートなのだから、ズレたり回転したり動くのは当然である。しかし、資料「■角田史雄『地震の癖』要点」「図9 古太平洋をつくったバイカル変動」にあるように、その蓋(太平洋)の両側は、冷たく重い岩塊が取り囲んでいるので、わずかしか動けないはずである。

GPSの観測データでは年5cm動いているという話だが、問題は数億年の単位で移動しているかどうかなのであって、移動を裏付けるには最低1000年間くらいの運動データがなければ話にならない

【3】5億年に亙って地震が起きるたびに、地表面には断層(ヒビ)ができるので、日本列島の周辺は至る所に断層が入っている。阪神淡路大震災が起きた京阪神地域は5kmおきに断層線が走っている。

つまり、岩盤の厚さ100kmに対して断層間の幅は10kmしかない。その中央に地震によって新しい断層ができるわけだが、この現象はプレートの圧縮力では全く説明できない。広いプレートに新しい断層ができる力に比べて少なくとも百倍の力が必要なはずであり、力学上ありえない。

このように断層のすぐ近くに新たに断層ができるという、プレート説ではありえない現象が無数にあるにもかかわらず、何故に地震学者たちはそのことを考えないのか? 信じられないアホさ加減である。

実際、地震のたびに新しい断層ができているのだから、プレートの圧縮力とは別の仕組みが存在しているはずである。

【4】今回の東北沖地震で壊れた箇所をA地点とすれば、例えば50年前の地震ではA地点と至近距離にあるB地点が壊れているケースが多い。では、50年前の地震時のA地点はどういう状態だったのか? なぜ破壊されなかったのか?

構造力学の常識であるが、最も耐力の強い所に力が集中して壊れる。これが本震である。今回の地震でA地点が最も耐力が強かったからこそ強い破壊力が生じたのである。では、例えば50年前の地震において、すぐ近くのB地点が破壊された時にA地点はどうなっていたのか?

耐力が弱かったのだとしたら、50年前に余震によって既に崩壊しているはずであり、今回の地震では壊れない。逆に、M8〜9クラスの地震では崩壊しない位の耐力をもっていたのか? だとすれば今回の地震でも壊れないはずであるが、実際には壊れている。

このことは、過去のほとんどの地震地点について指摘できる力学上の矛盾であり、このことから、岩盤の耐力の強さは成長しているのではないかという発想が生まれる。ここから後述する岩盤のマグマ化→再溶接という仮説が登場する。
 
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