なんでや劇場では、牧畜の発生により、蓄財意識が生まれ、自我・正当化が生まれ、戦争の発生へという流れで自我の発生が展開されていた。
自我の発生は、生産様式で見た場合では、牧畜が始まり人が動物を飼いならすことで生まれてきたと考えられる。
つまり、自我のルーツは、牧畜という生産様式が生まれたことと言える。
しかし、これ以外にも考えられるのではないか。
婚姻様式で見た場合には、自我の発生時期を考えてみると、集団のなかで上位集中婚が生まれてきたときに自我が発生したのではないか。
自然外圧が低下していく中で、婚姻できない男や男ボスと婚姻できない女のように、今まで不満を持っていなかった男女の中にも不満を持つものが生まれ、自我が発生したと考えられないか。
これは時期で見ると牧畜の開始より早い時代であると言える。 |
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