実現論を塗り重ねてゆく
246220 「マンモスハンター」という嘘 【その2】
 
火中の栗 ( 40代♂ ) 11/02/24 AM03 【印刷用へ
人類が大型獣を絶滅に追い込んだと言う定説もあやしいようである。

■以下引用リンク_________________________


縄文への道『ヒトは本当にマンモスを殺したか?』


いい加減で自分の頭で考えることにしよう!

まことに不思議なことに、日本でも碩学と呼ばれるようなすばらしい先生方まで、なべてこの「私たちの先祖がマンモスを絶滅させた」という西洋発の古代史観をなんの疑いもなく信じ込み、その著書にも引用し援用していらっしゃる。たしかにヒトがマンモスの牙や骨を利用したり、肉を削ぎ取っている証拠?はいくつもあります。マンモス狩りの壁画だってあるし、その上、渓谷に折り重なった多数の(大型草食動物)の死体から、「ヒトは必要以上に(マンモスや野牛を)殺戮した」のだともおっしゃっています。

そんなのまともに信じられますか。ここでもシミュレーションしてみればわかることですが、平らな草原であっても大型草食動物という獲物の運搬は、ヒトにとって大変である。それをわざわざ深い谷底に落とすなど、すでに我々と同じ程度の頭脳を持った新人がしたとは到底思われません。

こうした証拠物件は、いわばすべて「状況証拠」であって、事実は偶然起きたパニックによる暴走による事故が原因かも知れないではありませんか。死んだり衰弱したものから肉を失敬したとしても、考古学的結果はちっとも変わらないはずで、いまの裁判なら完全に無罪になってしまうはずです。

また古代の壁画などは、かならずしも本当の写実ではなく、「かくありたい」という希求が生んだ想念の表現である可能性が強いものなのです。

インターネットに、科学雑誌「ネイチャー」が特集した『誰が大型動物を殺したか?(Who killed wooly? )』という面白い情報が載っていました。

一万三〇〇〇年ほど前(一説では三万年)、古モンゴロイドの一団が、氷結したベーリング陸峡を渡って新大陸に達したのですが、その後千年あまりの間にこの両アメリカ大陸で、当時の大型草食動物がほとんど絶滅してしまったというのです。さてその真犯人は誰か? という質問です。

いままでは「ヒトが(彼らを絶滅させた)真犯人だった」という説が有力だったのですが、やはり真犯人だったのかあるいは冤罪なのか、それとも共犯者なのか、ということを再検証しようという試みです。ここで浮上した容疑者は、「ヒト」と「気候の激変」それに「病原菌」の三つの説と、それぞれ三つの相互作用が挙げられています。

まず「気候の激変説」ですが、最後のヴュルム氷河期が終わって約一万八〇〇〇年前から、だんだんと温暖化が進み、カナダや北米では冬場には豪雪によって大型動物の歩行を阻むようになりました。その上次第に彼らの棲み家である草原が森林に変っていき、大型動物の絶滅を生んだ、というものです。ちょうど日本でも縄文の前期には、この温暖化による森林増加と深い雪がナウマンゾウとかオオツノジカを絶滅させたのと同じ現象です。つぎの病原菌説は、たとえば天然痘とか炭疽病のようなこわい伝染病にかかった動物が、それを食べた捕食者共々絶滅に追い込まれたという説で、人が連れてきたイヌの病気が影響したとも言われています。


大殺戮だけが絶滅の原因ではない

それでもまだヒト犯人説が根強いのですが、いずれの説にも決定的な決め手がなく、結局この三つの相互作用によって大型草食動物が絶滅し、それらをエサにしていたサーベルタイガーとかショートファイス・ベアなどの捕食者も道連れになって滅んでいったという考えが妥当だということになっています。

なにしろ当時の新大陸には、図体は大きいがのろまで無警戒で、しかも無害な動物が幾種も生息していました。そうした動物の絶滅には、おそらくヒトが絡んだことは充分に考えられます。ただヒトが絶滅させたというと、無闇やたらに殺しまくったと思われ勝ちですが、ここはヒトの名誉に賭けて弁護すれば、実はその種の生まれてくる数より、ほんのわずかだけ多く殺す、たとえば10頭生まれるとしたら10〜12頭殺すだけでも、数年あるいは十数年、あるいは数十年先には必ず種の滅亡がやってきます。そうなると、生きるに必要なだけ食べたとしても、知らぬうちに絶滅が生じたことになり、当時のヒトが幾つもの種の絶滅に手を貸したのだとしても、現在ならまだしも、未開の時代ではあまり責められないのではないでしょうか。

このネイチャーの議論の中で愉快なのは、ニューヨーク市アメリカ自然史博物館の哺乳動物絶滅に関する専門家ロス・マクフィーのコメントでしょう。曰く、
「もし先のとがった棒だけでマンモスに向かっていけば、数分もしないうちにペチャンコにされるのがいいところだろう」

私もこの説と同じことを言っているのですが、さて皆さんは…。

              《続く》
 
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