実現論を塗り重ねてゆく
245173 なぜ今、人類史を追求した理論体系が必要なのか
 
朱雀 ( 40代♂ ) 11/02/04 PM08 【印刷用へ
最近の若者に見られる歴史ブーム・日本ブーム(220882など)について、消費社会研究家・三浦展氏は「愛国消費」(2010年・徳間書店)の中で、「『自己充足的』『自己肯定的』な日本志向」という言葉で表現し、今後の日本の可能性のついて以下のように述べています。

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(P188〜)
知識産業のひとつの重要な核となる要素は文化であり、だからこそ、これからの日本は、日本の文化の中にも新しい知識産業のヒントを求めることになるはずである。だとすれば、今、日本を好み、日本文化を愛する若い世代が台頭していることは、実は日本の将来を救う可能性にもつながるだろう。

(中略)
 生物にとって多様性が必要であるように、今後は、日本の中に、さまざまな地方の文化の多様性を育むこと、そもそもかつて存在していたさまざまな文化を掘り起こし、育成することが重要になるであろう。またそうした作業は、日本のそれぞれの地方の文化が、固有の自然や風土や歴史に規定されており、その意味で中国、韓国・朝鮮、東南アジア、ロシア、環太平洋など、世界のさまざまな地域の文化とつながっていることをわれわれに意識させるだろう。つまり、日本の文化が単一の均質なものではなく、多様な起源を持つものであること、その意味で国際的であることをわれわれは知るだろう。
 
 日本に、そうした多様な地方文化が併存すれば、時代が一元的にひとつの方向に流れていくことはなく、グローバル化に対応した文化もあれば、ゆったりとしたローカルな文化もある、先端的な文化もあれば、伝統的な文化もあるという時代になるだろう。そうやって、日本の文化が、あたかも無数の支流と豊かな湿原を持つ大河のように構成されることになるだろう。そのような文化を持った国を愛することが、これからの「愛国」であろう。

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昔のナショナリズムとは違う意味でのこの新しい「愛国」は、氏が言うように今後の可能性だと思います。

ただ、この新しい「愛国」も事実に基づく羅針盤が無ければ、何となく肯定された言葉だけが独り歩きしていくだけでしょう。

だからこそ、氏が言うところの「文化を掘り起こす」こと、その先に「さまざまな地域の文化とつながっていること」を発見する営みが重要であり、その作業は決して簡単ではない(その重みを氏はどのくらい意識しているのだろう?)。

その作業こそ、るいネットが長年追求・蓄積し続けてきている人類史(生物史)の追求過程であり、その事実体系から生まれる「新たな可能性を切り開いていく新理論」(243344)=羅針盤の必要性は、今後ますます高まっていくと思います。
 
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自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
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