法曹・官憲・役人こそ、社会閉塞の黒幕
245073 ジャスミン革命は日本で起きるのか
 
新聞会 11/02/02 PM11 【印刷用へ
「星と月の夜の中で」リンクより転載します。
---------------------------------------------------------------
チュニジアを代表する花のジャスミンにならい、ジャスミン革命とよばれている市民革命によって23年間続いたベンアリ政権が崩壊した。現在、30年以上続いているエジプトのムバラク政権、父親から数えれば現大統領の独裁が40年にもなるシリア、立憲君主制の王国であるヨルダンでも市民革命が進行中である。さらにカダフィ大統領の統治が40年も続いているリビア、20年以上も長期政権が続いているイェメンとスーダンなど、中東諸国には枚挙にいとまもないほどの独裁と言われるに等しい国家が多数存在する。みせかけの民主制度で弾圧が日常茶飯事であったような国々に革命がもたらされたのは、FaceBookのようなネットの力だとの報道が多数なされている。ところがこの国は、これらの事実をどこも大々的に報道しない、してはならないような事が何かあるかのように無視に近い。

我が国の現状はどうなのだろうか。上記の中東諸国のどこよりも長い60年以上も続いた自民党政権は2009年の総選挙で終了し、政権交代が実現し民主党政権となった。しかしながら現状は、菅直人の政権交代を裏切る数々の公約破りによって、長期間にわたって自民党が続けてきた官僚社会主義国家に戻されようとしている。このまま我々が何の声も上げなかったり行動もしなければ政権交代の意義は無に帰してしまう。本当に必要な事は政権交代という表面的な事ではなく、過去65年も続いている官僚独裁国家という国家形態を変える事なのである。その事を自覚している国民がどれだけいるだろうか。未だに政治家が国を動かしていると思わされている国民が多数存在することが、この国の欺瞞性を端的に表している。

すでに何度も同じことを投稿しているので、重複した意見を述べても無駄なので詳細は省略するが、わが国は民主国家ではない。実態は、「主権在民」も「三権分立」も表向きだけで何も機能していない。全てが官僚という公務員達によって独占されている事実を認識しなければならない。この正確な認識が国民にない限り、「政権交代」を何回行っても絶対に民主国家に変える事は出来ない。また選挙で選ばれる国会議員たちそのものが、この認識を持っていなければ議員としての資格すらないだろう。実質的に国家の形態を変えられるのは国会議員たちだけなのだ。

表面的な国会議員たちの言動や、「政治とカネ」とか「ばら撒き」などの言葉の裏に隠された国会議員たちの行動や政策を、裏で意図的に操作する意図が働いている事を国民は感じ取らなければならない。単純に国会議員たちの醜聞や、つまらない言動を取り上げて大騒ぎするマスコミ報道にはおさらばしようではないか。彼らを働かせて、我々が支払った税金を我々のために使わせることの方がはるかに重要な事なのだ。特別会計の存在はもとより、過去、何十年にもわたって省庁別の予算配分の構成比がほとんど変わらないという事実だけを見ても、いかに我々の税金が効率的にも効果的にも使われていないどころか、我々のために使われていない事が分かるはずだ。

何度も繰り返すが、本当に必要なのは三権分立を機能させ、税金が官僚の勝手な配分で勝手に使われている現状を変える事こそが大事なのである。せっかく政権交代したのであるし、また我々にはインターネットという武器も持っている現在、戦後以来65年も続いている官僚独裁を変えるために、ジャスミン革命のような本当の意味の国民主権国家に変える努力を始めなければならない。

今、官僚やマスコミが本当に恐れおののいているのは小沢一郎でも民主党でもない、我々国民の覚醒なのである。シャスミン革命報道の少なさの本当の意味はここにあるのだ。

追記: 阿修羅に投稿したところ、意図的にこの内容を変えようとするコメントの総攻撃を受けました。官僚制度の非難投稿をすると決まって同じことが起きます。どこかが間違いなく組織的に動いて世論操作に走っている。
-----------------------------------------------------------------
以上です。
 
List
  この記事は 244722 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_245073
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp