本能⇒共認機能⇒観念機能
244652 チンパンジーの性行動
 
匿名希望 11/01/26 PM04 【印刷用へ
●チンパンジー リンク 
チンパンジーの集団特性は、通常は20から100頭の複雄複雌の群れでオスは序列社会である。
オスメス関係は上位集中傾向の強い乱交だが、明らかに上位オスに優先権がある、従って乱交が「共認」されているかどうかは疑問(目を盗んでに近い?あるいは目の届かない範囲は黙認?)
メスが移籍し息子が残留する父系集団である。(その結果メスの集団帰属性はやや弱く浮気っぽい)
但し種間闘争が激しかったころは、おそらく首雄集中だった(近かった)ことが類推される。

●チンパンジーの娘移籍に関する仮説 リンク 
チンパンジーには大きな集団=縄張りを形成する必要があり、その結果、数頭のグループで縄張り内を巡回することになるので首雄の目が届かなくなり、必然的に乱婚化していったと思われます。乱婚化とは、規範によって律されない性市場が出現した事を意味します。しかし、人類の「文明時代」と違って、ここでは常に雄よりも雌の方が数割も多く居ます。従って、雄間の性闘争と同じくらい強く、雌間には性競争(性機能を巡る競争)の圧力が働きます。それが、雄たちの性的期待の強さと相まって、雌たちが年中発情するまでに著しく性機能を発達させていった究極の理由でもあります。

さて、この性市場=性機能競争の空間では、(云わばオス間の闘争序列と並行的に)メス間に性評価序列が形成されますが、高度に共認機能を進化させたチンパンジー社会では、オス・メス共にこの序列評価は(同類闘争の最中を除けば)最大の関心事であっただろうと考えられます。

●チンパンジーの雌が発情時期をずらす リンク 
チンパンジーの雌は群れの中で、発情する時期をお互いにずらし合っていることが、調査でわかった。
チンパンジーは1回の発情が平均12日間続く。1981〜94年に集めた100匹以上の雌のデータ分析から、発情時期が、同じ群れのほかの雌と重なり合わないようになっていることを突き止めた。一度出産した後は、ほかの雌が違うタイミングで発情が再開され、時期が互いにずれるようになっていた。

粕谷助教授は『雌は、力があって群れの中での順位が高い雄と交尾すれば、子供に優秀な遺伝子を授けることができる。複数の雌が同時に発情すると、順位の高い雄をほか雌に奪われて交尾できなくなる恐れがあるため、時期をずらし合っているのではないか』と推測している。

●メスのチンパンジー、オスを確保するため交尾中の鳴き声を使い分け リンク 
メスのチンパンジーは可能な限り多数のオスとの交尾を求めており、また上位のオスを確実に引きつけるため、交尾中に鳴き声を上げない場合もある。
メスのチンバンジーは上位のメスが近くにいる場合、交尾していることを知られないために鳴き声を出さず、隠れて行っていたことが確認されたというが、恐らく優良なオスをめぐる争いを避けたいためだと見られている。
一方、上位のオスが近くにいる場合には、ほかのオスを誘惑するため、メスは交尾中にたくさん鳴き声を上げることが分かった。

これに対しオスは、交尾中に鳴き声を上げた場合にでも、ほかのメスと競って交尾をする様子は見られず、またメスの生殖能力と鳴き声の関連性も示されなかった。
研究チームは、メスのチンパンジーは状況によって柔軟に鳴き声を使い分け、ほかのメスからの攻撃を避けるため、また群れで主要な地位にあるオスから将来的に恩恵を受けるためにそうする可能性があると結論付けている。

●チンパンジーのオスの性欲 リンク 
生物の性機能には子孫を残す大事な役割があるが、ヒトに近いサルのオスにもED(勃起障害)や性欲減退はあるのだろうか。「重い病気や年を取ると見られることがある。また、リーダーの地位を失ったオスにも時々見られる」。

−−どのようにして交尾相手を選ぶのか
発情したメスにオスが惹かれる。メスは排卵期に近づくと性皮(外陰部周辺の皮膚)が大きく腫れ、視覚的なサインを出す。ただ、メスはオスを選ぶことがある。

−−ボスの女に他のオスは手を出せないのか
リーダーオスの見ている所では遠慮するが、目の届かない所ではちょっかいを出すことはある。その誘いに応じるかどうかはメスの気分次第。

−−交尾には快楽(オーガズム)があるのか
多分あると思う。メスは感極まったような声を出してオスを振り向き、その体をつかむことがある。

−−オスはオナニーをすることがあるのか
真猿類(原猿以外の高等なサル)の多くに見られる。1頭だけで飼育している場合やメスがいないとき。また正常な交尾行動を学習していない個体に多く見られる。

サル類の交尾体位は、ほとんどがメスの背後にオスが位置する後背位だが、メスが交尾姿勢を取らなければそれまでだ。
「サル類のほとんどはメスが嫌がれば交尾は成立しない」。

●交尾目的で肉を贈るチンパンジーのオス リンク 
野生のオスのチンパンジーは獲物の肉をメスに分け与えることがあるが、そうして肉を贈ったメスと交尾に至る確率は2倍に跳ね上がることが新たな研究でわかった。
西アフリカにあるコートジボワールでは、妊娠可能な排卵期を迎えてお尻がピンク色に膨らんだメスに対し、オスが別種のサルの肉を分け与えるという行為が観察された。さらに驚くべきことに、この行為はお尻が膨らんでいないメスにも行われており、おそらくは将来的な見返りを期待してのことであろうと研究者らはみている。

●チンパンジーのかけおち リンク 
チンパンジーは乱婚で優位のオスに交尾の機会が多いが、野生では下位のチンパンジーが「かけおち」することが観察されている。草陰に隠れていた気の弱いオスのところに、いつのまにか一匹の発情中のメスが寄り添っている。そして、一日、長い時は一週間以上も群れの中心から離れて遊動範囲の周縁へと「かけおち」する。時には、オスに手荒に叩かれたりしながらしぶしぶ「かけおち」するペアもいる。ニホンザルのDNA解析から、ボスよりも下位のオスの子孫の方が多かったという研究結果があることから、チンパンジーも同じようなことが予想されるが、まだ報告はされていない。

※野生チンパンジーの世界
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