実現論を塗り重ねてゆく
242254 日本人と西欧人(1)〜西洋人には謎だらけの日本の会社〜
 
mosimobox ( 20代 四次元ポケット ) 10/12/15 PM07 【印刷用へ
印欧語族を知る上で、言語や思想、習慣について日本人と西欧人の違いについて調べてみました。

日本国家戦略研究所リンクより引用します。

***以下引用***
 日本はいまや世界第二の経済大国であり民主主義の代表国家です。国連常任理事国入りが叫ばれるようになりました。
 しかし西洋人が日本の社会や会社組織に接すれば接するほど西洋の資本主義社会や民主主義社会とは異なる内容に直面して困惑するのです。その原因は何なのでしょうか?

 日本は世界八大文明の一つといわれて、そこには西洋文明とは異なる仏教や神道を基礎とした文化思想があるのです。その一つが"間"の構造です。
 西洋文明にはイデアの思想が淵源にあるのです。日本人と西洋人はお互いのこの考え方を充分理解することが必要です。
  

■西洋人には謎だらけの日本の会社

 アメリカの投資会社のマネージャー、ブラウン氏と話をしたときのことです。所はフロリダ州、全米屈指の巨大都市マイアミ。陽光がまばゆいマイアミビーチを足下に眺める高層ビルにオフィスがありました。ブラウン氏の机には、INSIDE THE KAISHA(カイシャ[会社] の内幕)という緑色の表紙の本が置いてありました。副題は「日本人の商習慣,行動の神秘性を解明する」と表記されています。

このマネージャーは私がやってきたのを、これ幸いとばかりに、この本を取り上げて裏表紙の日本人と外国人がお互いに「お辞儀を」している写真を指差します。

"日本人はこのように握手ではなくお辞儀をするのかい?一体何回ぐらい頭を下げるのか?頭を下げる回数は相手がマネージャーとか部下によって変わるわるのか?"など珍妙な質問をして、いかにも興味深いという表情なのです。 そして椅子から立ち上がって、ぎこちないお辞儀をして自ら実演してみせます。そして急に憂鬱だといわんばかりに、ふと小さなため息をついて"日本人の伝統は我々には理解することは本当にむずかしい!"と最近取引しているというある日本の会社のビジネスのやり方が不可解なことを説明してきました。

 さてこの緑色の本の著者はコーネル大学のアンダーソン先生です。アンダーソン先生は経営経済を専攻する学生たちに日本の商習慣を講義しようとして多くの本を読んだそうなのです。けれども読めば読むほど、日本人とその商習慣がわからなくなったというのです。困り果はてて、では直接MBA〔経営学修士〕取得に来ている日本の留学生たちと、日本の銀行に勤めていたという日本の銀行マンに質問しながら日本商習慣のパズルを解いていこうということになったということなのです。

そしていろんな日本人ビジネスマン(サラリーマン)たちにインタビューをしていきます。(サラリーマンは今や日本式英語Sararimenとして有名になっています。しかし本来の英語は(Salarymenです)。そして試行錯誤が続きます。まず日本の留学生たちやサラリーマンたちの意見が異なることに驚きます。

つまり日本のサラリーマンは欧米の会社員のように一貫したビジネス原則に則って仕事を進めていくのではなく、模範とする先輩をメントール(ギリシャ神話からくる良き助言者)として仕事を学んでいくことが基本であることがわかったからです。ということは、日本の会社を外から理解しようとしても出来ないわけで、内部の人の意見を聞いていくしかないとなります。

 アンダーソン先生が日本の商習慣についてわかったこと。
<西欧の知的伝統においては、範例(模範となる例、手本)を前もって提示するのです。しかし日本の文化には、そういう論理的な原則のシステムがないように見える。日本の文化は網細工のような人間関係からなりたっているようだ。だから"日本人の行動の法則"というようなものは発見することができない。>
 
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自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
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8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
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