実現論を塗り重ねてゆく
241756 “技術とはある限定された条件のなかでの適応力”という認識
 
麻丘東出 ( 50 兵庫 環境コンサルタント ) 10/12/05 PM04 【印刷用へ
5700年前に最初の戦争が発生したが、その原因として、

>戦争の原因として農業・牧畜・遊牧という生産様式によって人口が増えたからではないかという説が提示されたが、それだけではなく、これらの生産様式によって生産力は上がったが、その分適応力が下がったからだと考えるべきだろう。すなわち、それぞれの生産様式は(農業であれば灌漑といった)特殊技術を必要とするので、簡単に転換できなくなっている。従って、気候が変動すると、他部族を襲うしかなくなったのではないか。>241485

外圧に適応し生存するために獲得した特殊技術。
しかしそれは、ある限定された環境条件のなかでしか適応力を発揮できない。
だから、それを前提にしていくなかで、外部環境への察知能力そしてそこから適応するうえでの柔軟性を失い選択肢を狭めていった。
結果、自然環境の変化(寒冷・乾燥・旱魃など)で前提にしていた生産手法が、自然圧力の中で脆く崩れていくと、略奪という手法にしかいけなかった。

このことは、日々の仕事をするうえで重要な教えだ。

ある限定された条件のなかでしか適応力を発揮しない専門技術を前提・出発点にした思考パラダイムでは、適応力が下がり、状況によっては脆くも崩れていくのだ(→ミス・トラブル)。

まずは外圧の変化に対する状況認識。
そのなかで(場合によってはゼロベースに戻るまで)柔軟に可能性を追求する。

すべては「外圧適応態」としての根源本能が前提だ。
 
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