’70年貧困の消滅と私権の衰弱
24097 「心の豊かさ」に感じる胡散臭さ
 
西知子 ( 26 京都 秘書 ) 02/02/15 PM11 【印刷用へ
>なんだか、経済的に豊かになると人はばらばらになってしまうのかな

もっと身近なところで考えてみた。例えば、
儲かってる企業にいる人は、お互いの心がバラバラなんだろうか?
急成長してきた企業は、心の豊かさを二の次にしてんだろうか?
逆に、やりがい重視と叫ぶ若者達は、充たされ易くなったんだろうか?

ううん、そんなことない。
急成長の陰には社員の結束・やる気が必ずある。
そういう人たちは素直に、経済的に豊かになるという結果を屈託なく喜んでいるし、「経済的豊かさ(もうけ)」と「心の豊かさ(評価や関係や活力)」を一体のものとして捉えていると思う。
そこをあえて分離して「心の豊かさ」だけが強調されればされるほど、ますます心は貧弱になってるように思う。

それに、「経済的豊かさ」と「心の豊かさ」という概念フレームで思考した途端、その議論は一人でやる綱引きのようなもので、いつまで経ってもどれだけ考えても、手ごたえ(答え)のない不安や、決して均衡しない不可能視感ばかりが募ってゆく。

この、実態からの乖離と思考時の違和感。
どうもこの概念自体怪しいんじゃないかって思った。

私権に収束できず、何をすれば良いのか分からない現在の状況は、誰もが現実に生き方の選択を迫られているとも云える。(『新しい統合NW』23886より)

だから、「経済的に豊かになったから」じゃなくって「経済的豊かさは共通の目標になり得なくなったから」人はバラバラになったんだと状況を捉え直す。それだけで、それを超える次ぎの何かを探すという焦点(課題)がはっきりする。そしてその地平には、すでにいくつかの答えが存在している予感もある。
 
List
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_24097
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
90911 Re:「心の豊かさ」に感じる胡散臭さ 槇原賢二 05/05/17 AM11
30728 目的をとらえなおすことの重要性 林和裕 02/05/12 PM11

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
風土、生産様式、婚姻制
原始婚と性習俗
原始人類(後期)の全員婚
村落共同体の規範について
『日本婚姻史』の概略
日本の交叉婚の特殊性
「交叉婚」の集団性は?
交叉婚で発生した男の自我
江戸時代の結婚〜制度から見た男女の地位〜
西洋人の精神構造と異常な性意識
近代思想の結果が、現代
資本主義とセックス
セックスが「罪深くいやらしいこと」であるから、「処女性」が尊重される
処女観、初交観
夜這い「オコモリ」1
夜這い「オコモリ」2
夜這い「オコモリ」3
夜這い「オコモリ」4
和島家族論
水野家族論
夜這いの解体と一夫一婦制の確立1
夜這いの解体と一夫一婦制の確立2
夜這いの解体と一夫一婦制の確立3
恋愛も代償充足
その関係そのものが、心が通じ合えない構造にある
恋愛は共認不全をごまかす為の価値観念
性的独占意識の心理的転機
多くの男に女として認められること
オヤとコ(柳田民俗学から)
親の囲いが、対象を遮断し、活力を衰弱させる
過保護空間
「子供」という旧観念
婚姻が社会と切り離されて50年も経ってない
「二分の一成人式」に欠落しているもの
謝罪と感謝の方法
心の器
「セクハラ」の驚くべき事実。
イイ子・ワルイ子

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp