心の本体=共認機能の形成過程
239083 幸福は伝染する、あなたは「つながり」のために何が出来るか
 
狒狒 ( 50 ) 10/10/08 AM08 【印刷用へ
人々はお互いに影響しあう、それが直接見知らぬ人でも。
あなたが幸福になると、あなたの周囲に少しだけ幸せな影響を与えると言う話。

肥満も禁煙も幸福も伝染する!
 ダイヤモンドオンラインリンクより
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ハーバード大学の超人気教授が説く
目からウロコの“アナログ”絆(きずな)論
〜フェイスブックやツイッターでは得られない
“オフライン”ネットワークの驚くべき力
(途中省略あり)

・・・「CONNECTED」(邦題『つながり】(講談社刊)を出版し、あらためて全米で注目を集めている。インターネット世界だけでは得られない人と人とのつながり、すなわち社会的ネットワークが持つ驚くべき力について、縦横無尽に語ってもらった。(聞き手/ジャーナリスト、大野和基)

――どのような発見があったか。 

 実は、この分野の研究は100年以上前から行われており、人が他人に影響されることは分かっている。ただ過去の研究対象は数人単位から多くとも数十人単位の社会的ネットワークにとどまっていた。一方、今回われわれが興味を抱いたのは、数千人、数万人、数百万人単位の社会的ネットワークだ。規模からして、新しい発見だらけだったと言える。

 特に驚かされたのは、特定の種類の音楽が好きといった好みだけではなく、広大な社会的ネットワークを通じて人が直接付き合いのない他人から体重や感情まで影響を受けることだった。友人の友人の友人の体重が増えると、その人の体重も増える――、友人の友人の友人がタバコをやめると、その人もいつのまにか禁煙している――といったことが実際に確認できた。投票活動でも、ある人の投票が友人の友人の投票に影響を受けているケースもあった。

 社会的ネットワークは、知れば知るほど、複数の個体から形成されていながら、1つの個体であるかのように存在し機能する“超個体”だったのだ。感情、肥満、幸福、不幸、怒り、笑いといったさまざま事象がそのネットワークの中を伝播する。

 友人はある程度選べるが、その友人の友人は自分で選べないことを考えると、興味深い結果ではないか。
・・・

――幸福は、不幸よりも伝染しやすい?

 ジェームスと私はいろいろな賭けをしたが、これだけはジェームスが勝った。研究を始める前までは、私は不幸が幸福よりも速く伝染すると思っていた。というのも、人間が他人とのつながりを求めるのは、より効率的に世界と向き合うためであり、悪いニュースの広がりは、その“進化的な適応”という目的に適っていると想定していたからだ。だが結局、私は間違っていた。

――何を見落としていたのか。

 マイナスの感情の大きな目的が、情報を伝達することであるのに対して、プラスの感情のそれはグループの団結機能にあるということだ。たとえば、私はトラをみると恐怖を感じる。あなたはトラを見ていなくても、私を見て、真似をする。それは、集団生活の円滑化に一役買うが、グループのつながりを強めるものではない。一方、幸福や愛というのは、グループを団結させる感情なのだ。

 ちなみに、恐怖や不幸、怒り、あるいは幸福を感じたりすることは、人間が他の動物に対して持つ進化上のアドバンテージだ。人間は単に感情を顔に出すだけではなく、その表情を読み取り、真似をすることができる。私がある感情の状態になると、あなたはそれを受け入れる。すなわち、われわれは感情を個体の心理状態ではなく、社会学的な実体として理解すべきなのだ。前述したとおり、感情は個々の存在ではなく、集団的な存在でもあるということだ。
・・・

――ある社会的ネットワークの中心にいる人が非常に幸福だとすると、周囲の人も幸福を感じるということか。

 決定力があるものではない。あなたの幸福の唯一の要因が、あなたの友人の幸福だと言っているのではない。それは間違いだ。われわれが言っているのは、あなたの幸福の要因の一つは友人の幸福であるということだ。単に友人の幸福ではなく、友人の友人の幸福が影響していると言っているだけだ。

 今ここで話しているネットワークは、フェイスブックのようなデジタルネットワークではなく、実際のネットワークだ。人類が何十万年も作ってきたネットワークだ。オンラインネットワークにはオフライン(実社会)のネットワークと共通する部分もあるが、異なる部分もある。
・・・

――つまり、オンラインのほうが影響を広げる力は強いのではないか。

 こう答えよう。われわれが発見したことは、オンラインでつながっているからといって、人は誰からも影響を受けるわけではないということだ。それは同じ町に住む人なら影響を受けるかというとそうでないのと同じだ。フェイスブックの友達が何千人いたとしても、彼らの行動とか好みに影響を受けるかと言ったら別の話だろう。

 しかし、その中でもオンライン上の友人で現実の友人でもある人、オンライン上の友人であったが、現実の友人になった人は、実際にあなたに影響を与える傾向がある。
・・・

――では、われわれは社会的ネットワークをどう人生に活かしていけばいいのか。それはある程度コントロールできるようなものなのか。

 社会的ネットワークの中での自分のポジショニングについては自助努力でかなりコントロールできるが、それ以外の部分では部分的なコントロールしかできないことをまず自覚すべきだ。

 もちろん、あなたの友人が犯罪人であれば、彼との関係を切ることは恐らくいいアイデアだろう。しかし、前述したように、人とのつながりを持つことは、基本的に損害よりも恩恵のほうをより多くもたらしてくれることが分かっている。意図的に自分の社会的ネットワークを作っていくことはあまりうまくいかないだろう。

 また、禁煙するとか、減量するとか、少しでも幸せになろうとするとか、自分自身の人生にプラスの変化をあなたがすれば、それは自分の友人だけではなく、その友人の友人にまで影響を与えるという視点も大切だ。何十人というレベルではなく、何千人、何万人というレベルにまで影響を与える可能性があるということだ。

 かつてジョン・F・ケネディは“Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.”と言った。同じことは社会的ネットワークにも言える。

 つまり、ネットワークが自分にどれくらいためになるかばかりを考えるのではなく、あなた自身がいかにネットワークのためになるかを考えるのが一番良いのだ。
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最後の言葉が良いですね。昔の日本人の言葉のようです。
これも、個人主義観念から少し離脱した思考に思えます。
集団も感情や意志を持っていると言っているに等しいのですから。
 
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