>欧州勢は石油ショックに引き続いて、’90年東西ドイツ統合、’91年ソ連邦崩壊、’93年EU発足と、欧州統合に向けて着々と足場固めに入っている。欧州勢は、80年代初頭には、アメリカの落日を認識し、一方では欧州統合を進めつつ、BRICSの市場化戦略(世界の多極化戦略)を進めて来たとみていいだろう。(236208)
過去に起こった事象を、時系列に追っていっても何を示しているのか、よく分からない事が多い。東西ドイツ統合、ソ連崩壊にしても、社会主義国家が民主化を求めて運動が起こったとしか捉えられていなかった。
しかし、欧州貴族は「どうしたいのか?」という視点で見ると、’90年東西ドイツ統合、’91年ソ連邦崩壊は、「EU統合」に向けた流れであることが分かるし、石油ショックは米英の力の基盤となっていた力を分散し、「世界の多極化」へ向けての仕掛けでだった事が見えてくる。
欧州貴族は「どうしたいのか?」という視点で見ると事象が繋がって来るのが気付きでした。 |
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