日本人と縄文体質
237397 定住革命を考える
 
田野健 HP ( 49 兵庫 設計業 ) 10/09/05 PM11 【印刷用へ
日本は世界でもかなり早期に定住化を果たしています。この定住化がその後、縄文中期まで人口増を果たし、併せてさまざな縄文時代特有のモノ(土器、土偶、住居)や観念形成に大きく影響を与えています。

日本列島ではおおよそ9000年前には数世代にわたる一定地域への定住化が確認されており、また世界中で同時期に定住化が始まり、農業の起源が確認されている地域にメソポタミアやインド、中国があります。

定説では定住化が世界中で始まった理由に温暖化という気候条件が第一に挙げられていますが、果たしてそれでよいのでしょうか?また定住化は何の為に行なわれたのでしょうか?土地所有が認められ、世代を超えて財産を保有していく私権時代以降であれば定住化のメリットも理由も明快ですが、その時代以前の定住化とは別の理由によるはずです。

温暖化だけでは説明できないとしたら、何らかの理由で定住を志向していたと考える事が妥当ではないでしょうか?この定住を志向する意識とは間違いなく女の意識であり、弓矢を発明して自然外圧をある程度克服した人類集団がより安定を願う女原理による集団原理へ移行している最初の段階と捉える事で説明できるのではないかと思います。

定住革命とは言い換えれば採取時代や初期農耕時代を迎えて集団が狩猟時代の男原理から女原理へ舵取りをした証ではないかと考えます。事実、縄文時代の社会は全般を通して女原理で統合されており、母系集団が永続的に集団の核となっていきます。

以上の流れを簡単に図解化してみます。

弓矢の発明⇒洞窟から地上へ⇒(温暖化)⇒(採取生産)⇒外圧が緩む⇒性欠乏の増大⇒女原理(安定、融和)による集団構築⇒定住化

温暖化も採取生産という様式も定住化を果たした2次的な条件であり、中心は女原理への転換にあったのではないでしょうか?そしてそれは日本に限らず、定住化を果たした世界の他地域も同様ではなかったかと思います。日本以外の地域は農耕生産を始めたため、その後牧畜から遊牧という流れを経て再び男原理の社会に転換していきます。
 
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