素人による創造
236445 精霊信仰は原始の自然科学
 
山田孝治 ( 37 東京 デザイナー ) 10/08/19 AM08 【印刷用へ
万物の背後の精霊を見る、いわゆる精霊信仰
古来から日本にも伝わる自然崇拝の様式であり、こうした精霊を通して自然への感謝と畏怖の念を表してきました。

この精霊信仰は、現代科学の視点で見れば稚拙で漫画的な架空観念に見えてしまいます。しかしこの精霊信仰こそ、原始の自然科学なのではないでしょうか。

精霊信仰の源は、人知を越えた自然界の様々な現象事実を、持てる観念力と同化能力を総動員して対象化し、その法則性を探ろうとする意識です。

擬人化という手法を用いているとは言え、対象への観察と同化、そしてその法則、因果関係を見出そうとするその精神は、紛れもなく後世「自然科学」と呼ばれる追求行為そのものなのではないでしょうか。

またそれを可能にしたのは、日本人が持つ同化能力と自然への肯定視の所産に他なりません。

今だからこそ架空観念の様に映る精霊信仰も、当時は最先端の自然科学であり、万人が認める事実の体系だったのではと思います。
 
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