>こうした状況で、学校教育やペーパーテスト全体がおかしいのではないかという問題意識が生まれ、近代社会の全てが騙しなのではないかという認識が登場してきたのである。(233912)
近代社会とは、西欧の金貸したちが(背後で)主導して作り上げた仕組み。それまでの力の序列を背景とした身分社会を打倒して、金貸したちの思い通りにできる社会を作り上げるためには必然的に騙しが必要だったということだろう。
(市場の奴隷である)「市民」が、さも主役であるかのように見せかけ、「自立した市民」を育成するために「民主的な」教育制度をつくり、市民を(洗脳)再生産するシステムを作り上げてきた。
万人が私益を追求できる主体になっていると思い込ませ、その中の勝者たる階級を手先として使い、奴隷たちを自ら統治させる、その背後で君臨し続けるという壮大な騙しの構造。
しかし、私権社会が終焉を迎え、共認社会へと移行してゆくことによって彼らの騙しの仕組みは瓦解してゆくことになる。だから、彼らはひたすら私権の旨みを見せつけ、私権圧力を持続させることしか手立てが無い。
1960年代に貧困から脱却できたはずのアメリカがいまだに大量の貧困層を抱え続けているのはそうする必要があるからだろう。しかし、そのことによって経済大破局の際には社会秩序が崩壊するしかないというジレンマを抱えている。
たかだか200年程度で瓦解するしかない仕組みとは粗悪品でしかなかったとも言えるが、支配者として頭を使い続けてきた彼らは、ラストリゾートとして日本をターゲットに定めているのかもしれない。下手をすると日本人の共認体質を巧みに利用されてしまう恐れ、ヤバさを感じる。 |
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