>水野家族論25331
素人ながら、感じたことを書きたいと思います。
一般的には、集落論とも呼ばれているようですが、読んでいてどうもしっくりこないというのが実感です。出発点が最小単位である家族にあり、それを考古学的見地=遺跡に求めている。なんで?その家族形態なのか?が非常にわかりにくいと感じました。
「家族」という現代的な切り口の限界を示しているような気がします。
一方、祭祀が集団統合の軸であったという捉え方は、面白いのかなと思います。生存圧力に立ち向かうための様式は色々な切り口があると思いますが、祭祀も重要な様式であったという風に考えればわかりやすい。
やはり、この時代の論は、人々の意識構造や時代背景を基に整合された仮説が必要な気がしました。 |
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