現代は、癒しがたい孤独と不安を抱えた個人主義の時代であり、私たちは、規範なき自由のもたらした混乱に苦しんでいると言われます。そこでは、人と繋がることで安心を得、孤独から開放されたいという欲望が過剰に生みだされています。
「赤い糸で結ばれていたい。赤い糸で結ばれていることを確信したい。」という、まっきー洋美さんの投稿はそのような現代の病理を素直に表現していると思われます。
私は、この過剰な欲望がよろしくないといっているのではなく、この欲望の矛先を組替えることで、社会の各人の充足をより一層高める方向へ向けることができるのではないかと考えています.
運命の人の前提が,なぜ一人でなければならないのでしょう。人生には、運命の人だけではなく、運命の場も存在します。一人の相手で満たそうとするから、いつまでも満たされないといった矛盾が存在するのではないでしょうか? |
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