今日、高校生のM君がネットサロンにやってきました。男女系の話で聞きたい事があると事前に聞いており、一瞬「恋愛系?」と思ったのですが、話の展開は全然違いました。
彼の問題意識は、男と女の役割探索。それも個人的な彼、彼女ではなく、集団の中での男と女の役割は?というものでした。
>しかし最近は「現在、男女関係がうまくいっているか、否か」によらず「もっといい女になるには?」が聞かれるようになりました。しかも、話しを聞いていくと、一対一の枠組みでお題を聞いているというよりも、仲間関係の中で、あるいは職場の中で、女としてどう振舞うべきか?といった問題意識も包摂されており、もう少し掘り下げれば、企業革命や社会のありようへも接続可能なお題になっているのです。222016
M君に限らず、今多くの人達が「性(男と女の役割)」というものを、集団(とその先の社会)を見据えた中で探索していると感じます。本屋に行けば、「会社が上手くいくための女性力の活用」といった類の本も目に入ります。
「男女系お題と社会系お題は今や一体不可分222016」で山澤さんが仰るように、社会が大きな逆境の中に置かれる今、男女役割の規範共認こそが認識闘争の基盤(=次代の可能性提示)であることを踏まえて、社会系お題と男女系お題の一体的な展開が人々に求められているのだと思います。 |
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